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Toward the Way of Tea

入子点

2017.09.23 14:54

掛物   松菊萬年歓  しょうぎくまんねんよろこぶ

花      萩と矢筈芒

香合   堆黒

いつもは稽古場にあるベスト型稽古着を使わせてもらっていたが、中学のときに娘が着ていた甚平があることを思い出し、今日稽古のときに羽織のほうを着てみた。勿論短パンは履かない。着物を着ているつもりで帯の位置に腰巻を巻けば袱紗を挟むこともできるし、懐に古帛紗や懐紙を入れることもできる。甚平は男の子が着るもの、甚平で祭に行くなんて!と娘に言っていた私ではあるが、先生がいいアイデアだと言ってくださったので今後はこれを稽古着にしようと思う。茶室には派手な柄ではあるけれど……。


本日もまた新しいことを習った。入子点と夢の台子薄茶点前!なんでもやってみようと先生が勧めてくださり、毎度素晴らしい経験ができる喜びを感じている。兄弟子・姉弟子のみなさんも細かな気遣いをしてくださりいろいろなことを教えてくださる。


さて、入子点とはその名の通り、茶巾、茶筅、茶杓を仕組んだ茶碗を建水(杉木地曲)の中に入れて1度に運び出す。柄杓、蓋置、棗、水指は最初から円卓に飾っておく。天板には、柄杓を合を下に向けて斜めに、蓋置を左に、棗を右に置き、地板には水指を置く。拝見がなく(本仕舞い)総飾りをするのが特徴だ。薄茶の平手前と違う部分を記しておきたい。



茶巾を絞る前後がいまひとつ自信がないのでまた次回の稽古で確実にしたいところだ。もたもたしていては格好が悪いし、茶巾を摘む箇所を間違えるときれいに広げられない。茶道には隙が全くないことを実感した1日だった。台子の薄茶点前については明日書こうと思う。