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クボタ KJ型 魔改造の巻でゴザル!

2022.08.12 12:59




担体流動循環方式である「KJ型」の透視度改善方法を記載するでゴザル!



下記の方法を試す前に、事前に管理者と検査機関等の関係各所に許可をとった方がいいでゴザル!



まず「KJ型」の透視度が良くないと思われる原因は、

①担体流動槽と2槽目上部が直接に繋がっている

②担体が流動し生物膜を剥離・解体することでのSSの増加

このことが原因でないかと疑っているでゴザル!


前提条件として、油脂などを含む過度な負荷量ではない、また流入気質が異常ではない(尿糖が多いや、し尿の流入割合が高い)ものとするでゴザル!



①担体流動槽(曝気槽)と2槽目上部が直接に繋がっている事については、その他の機種でも多く採用されているでゴザルが、KJに関しては、本来2槽目上部に出来るはずのスカムがそのまま担体流動槽(曝気槽)へ流入してしまっている事が原因だと考えているでゴザル!

その為、曝気槽が過負荷となり、DOも低下。よって透視度が低下しているものと考えられるでゴザル!



拙者の考察では、少し負荷の高い現場ではKJもKZもKZⅡも曝気槽のDOが低いでゴザルが、同じ理由ではないかと考えておる!(もちろん曝気槽のバイオマス量にも要因があるでゴザル)



②担体が必要以上に撹拌され、生物膜が剥離・解体されてSSが増加。よって透視度が低下しているものと考えているでゴザル。ただし循環水量を増やすことで対応も可能だが、今度は循環水量を稼働、増やすことで曝気槽のDOが低下とHRTの減少を招いてしてしまうジレンマが生じるでゴザル!






なので拙者の改善は…

処理方式を


担体流動循環方式

   ↓

生物濾過循環方式へ変更するでゴザル!





変更方法


①散気管作成

まず散気管を取り外し、散気管上部のユニオン付近を切断、バルブコックを取り付けるでゴザル。バルブコックを取り付けないと、循環エアリフトにエアーが行かなくるでゴザル!

続いて散気管底部にTSバルブソケットを取り付ける。

またその下にチーズを取り付けて、左右に30cmのディフューザーを取り付けるでゴザル!


散気管上部から底部までが全長で約100cmになるようにするでゴザル!(5人槽7人槽共通)




なぜバルブソケットを取り付けるかと言うと、この散気管の形状では、曝気槽に入れることが出来ない為に、散気管底部を取り外し、先に曝気槽に入れてから、ソケットを接続するでゴザル(写真下)






この様に散気管をディフューザーに変更し、曝気位置を40cmほど高くすることで、担体が流動せずに静止する。実質的に生物ろ過槽へとなるでゴザル!

ちなみにディフューザー(散気管)の長さを100cmよりも長くしてしまうと、担体が流動してしまうので注意必要でゴザル!ただし、散気量などによっては担体が流動してしまう為、適時散気管の長さやディフューザーの長さで調節が必要でゴザル!



しかしそのままでは、曝気槽底部が死水域となり、DOが低下することで嫌気状態となる。そして腐敗してしまい、沈殿槽で透視度が悪化してしまうでゴザル。


それを防ぐために、好気循環が必要でゴザル!

好気循環は既存の循環エアリフトを使用するでゴザル。


この散気管に変更した場合、散気管とエアリフトとのエアバランスが崩れるので、そのままではエアリフトにエアーが廻らず、揚水が出来ない。

そのために散気管にバルブコックを取り付けて、散気管側のエアーを絞ってやることで、エアリフトが揚水出来るようになるでゴザル!


そして循環管にビニール袋に紙粘土を入れて、堰をすることで、まるで散水路床の如く、好気循環ができるのでゴザル!

同時に循環水量の調整は、紙粘土の堰を調整することで、水量を変化させる事が可能である。


Youtube



好気循環水量の目安としては10㎥〜20㎥/日くらい必要でゴザル!



上記動画の現場


→変更前


●循環水量 0.0㎥/日(停止中)

●透視度(沈殿槽) 17.0度

●透視度(消毒槽) 19.0度



→変更後(約24時間後)


●循環水量 0.0㎥/日(停止中)

●透視度(沈殿槽) デトリタス多く計測不可

●透視度(消毒槽) 30.0度




→変更後(約5日後)


●循環水量 0.0㎥/日(停止中)

●透視度(沈殿槽) 30度以上(推定80度)

●透視度(消毒槽) 30度以上(推定80度)





思いの外、透視度が上がるのに時間が掛からないでゴザル!



上記の現場にでは、流入条件としては負荷量は然程高くないと思われるのに、散気管変更前は透視度は20度以上を安定して維持出来ていなかった。しかし散気管変更後は、比較的安定して透視度30度以上を維持できているでゴザル!


他の現場では、流入条件が7人槽に対し6人使用、流入水量約1.50㎥/日という負荷の高い現場でも、良好な水質を保てているでゴザル!

下記はその現場での逆洗を行った時の動画でゴザル!





逆洗について

生物ろ過方式を採用している型式では、基本的に自動逆洗機能がついているが、このKJ型には勿論そのような機能は付いておらず、点検時に過剰な汚泥の蓄積や、生物膜の過剰な生成が認められれば、逆洗を行う必要も出てくるでゴザル。


上記の逆洗動画の様に、何かしらの方法でエアーを排出して、担体を撹拌させることで逆洗を行い、汚泥の移送も行うと良いでゴザル!



逆洗前

透視度 約30.0度


逆洗から10日後

透視度 30度以上 (推定70度)



留意点


●サカマキガイなどの貝類が認められる場合は、事前に完全駆除が望まれるでゴザル。担体の流動を止めて、固定ろ床である生物ろ過に変えてしまうことで、サカマキガイの影響が強く出てしまう可能性がある為でゴザル!


●好気循環をさせることで、水の音が大きくなり、浄化槽周辺や家の中にまで聞こえてしまう場合があるでゴザル。水の音が大きく漏れ出る場合は、好気循環で水が滴り落ちる箇所に、ビニールを敷く事でおおよその消音が可能でゴザル。


●過度な過負荷現場では対応出来ないでゴザル。

拙者の経験だと、この散気管変更により、処理能力を1.3倍程度増強出来ていると感じているが、それ以上と思われる現場では、透視度改善としての効果はないと思っているでゴザル!


●散気管の長さを100cmほどにしている場合でも、担体が流動してしまう事がある。その際は散気管の縦管を短くすることで、流動を停止させるでゴザル!


●循環水・返送管にビニール袋に紙粘土を入れた堰を作成するとこで好気循環が行えるが、堰の調整で循環水量も調整が出来るが、中々微調整が難しいので、まだ改良の余地はあるでゴザル!


●なお、今回の魔改造は拙者では責任が取れないので、自己責任でお願い申し上げるでゴザル!