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ZIPANG TOKIO 2020「お伊勢参らば お多賀へまいれ お伊勢お多賀の 子でござる 多賀大社」

2017.09.27 19:45

多賀参詣曼荼羅

多賀大社万灯祭

多賀大社万灯祭

多賀大社万灯祭

多賀大社万灯祭(猿楽)

縁結びの神 多賀大社の結婚式


お多賀さんとは

延命長寿・縁結びの神として古くから全国的な信仰を集め、豊臣秀吉の厚い信仰もありました。祭神として天照大神(あまてらすのおおみかみ)の両親の伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)を祀っている旧官弊大社である。「お多賀さん」の名で親しまれ、駅前の大鳥居から神社までの参道の両わきにみやげ店などが並ぶ。

神社を清流が囲み、太閤橋(たいこうばし)と呼ばれる石の反り橋を渡って門をくぐると、玉砂利を敷いた境内の向こうによく茂った木立を背に堂々とした風格を持つ本殿が建っている。厳かな雰囲気が漂う境内には、本殿右に能舞台、左に絵馬殿がある。また、東廻廊の横にある石は、61歳の重源(ちょうげん)が東大寺を再建するために延命を祈願し、無事願いが叶ったたことを記念したもので、延命石と呼ばれている。拝殿などの格天井が、大変に美しいと評判である。社殿は何度かの倒壊や火災により建て替えられ、現在の社殿は昭和7年(1932)に再建されたものである。
 

多賀大社「大鳥居」奥に太鼓橋が見える

豊臣秀吉の寄進による多賀大社「太鼓橋」

多賀大社御神門越しの御社殿

多賀大社手水舎越しの風格が漂う御社殿

多賀大社 本殿右の能舞台「翁始式」


多賀大社

御祭神

伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)

伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)


由来

古くから「お多賀さん」の名で親しまれる滋賀県第一の大社です。 日本最古の書物「古事記」によると、この二柱の大神は神代の昔に、初めて夫婦の道を始められ、日本の国土、続いて天照大神をはじめとする八百万(やおよろず)の神々をお産みになられました。

生命(いのち)の親神様であることから、古く「延命長寿・縁結び・厄除け」の神様として信仰を集め、鎌倉時代から江戸時代にかけては、武家や民衆にも信仰が広まり、多賀大社の分祀社は全国239社を数える。


春のしだれ桜、秋の奥書院の紅葉なども見事で、近辺には彦根城や湖東三山、琵琶湖などの名所にも恵まれ、年間約170万人の参拝者を迎えている。

彦根城は、姫路城などとともに天下の名城の一つに数えられる。井伊直継(なおつぐ)・直孝(なおたか)によって約20年の歳月をかけて建設され、元和8年(1622)に完成した。佐和(さわ)山城・安土城・長浜城・大津城の石垣や用材が使われました。月明かりに浮かぶ彦根城は美しく、琵琶湖八景の1つに数えられている。明治時代の廃城令や戦火を免れた彦根城の勇壮な姿を、城内散策で眺められる。また、彦根城の別名金亀城(こんきじょう)の名は、彦根城築城以前、彦根山上にあった寺院に金の亀に乗った観音像が安置されていたため、と言われている。国指定の特別史跡。 

大老 井伊直弼の居城「彦根城天守閣」

今を時めく井伊家の居城「 彦根城と琵琶湖の夕景」琵琶湖が黄金色に輝く日もある。

彦根城お堀「春の屋形船」


多賀大社奥書院 きらびやかな金箔に彩られた豪華絢爛な奥書院の襖絵は、室町時代から江戸時代にかけて一世を風靡した狩野派の筆による.。

国重要文化財 多賀大社調馬図

国重要文化財「多賀大社厩馬図」

県指定文化財「三十六歌仙」

 

<史跡・名勝> 多賀大社奥書院庭園

旧不動院の奥書院北側に広がる池泉鑑賞式(ちせんかんしょうしき)庭園で、書院から庭を見降ろす珍しい形式になっている。豊臣秀吉が母大政所の病気平癒のお礼として太閤(たいこう)橋、太閤倉とともに寄進したものといわれ、安土桃山時代の作庭。国指定の名勝になっている。東北に築山を設け、自然の樹木を背景に正面奥に不動三尊石を組み、庭全体にも大きな石を配置している。石組護岸(いしぐみごがん)で自然な曲線を表現している池は、鶴島・亀島と隅に枯(か)れ滝(たき)を配している。滝の下に力感があふれる自然石の石橋を渡すなど、見どころが多い庭になっている。

<史跡・名勝> 多賀大社奥書院庭園

<史跡・名勝> 多賀大社奥書院庭園

「太閤秀吉祈願文」天正十六年、太閤秀吉は米一万石を事納し、母大政所の病気平癒を祈りました。太閤橋や奥書院庭園は、その奉納によって築造されたと伝えている。


ご神木

多賀大社の東、約6キロの地に杉坂峠の三本杉がある。この三本杉は多賀大社のご神木である。


お多賀杓子

元正天皇(げんしょうてんのう)

元正天皇の病気に際し、当社の神主が強飯を炊き、しでの木で作った杓子を献上、天皇はたちまち治癒されたと伝え、そのしでの木が現存する飯盛木で、杓子は「お多賀杓子」として有名である。

現存する飯盛木 本州中部の東海地方を中心とした限られた範囲に分布する日本の固有種

しでの木の「お多賀杓子」

元正天皇の病気を治癒「お多賀杓子」として有名


寿命石

俊乗坊重源(しゅんじょうぼうちょうげん)

平安の昔、東大寺の再建を命ぜられた俊乗坊重源は当社に参詣、二十年の寿命を授かりました。寿命石はその由緒を伝える石として延命を祈る人が耐えません。


太閤秀吉の信仰

天正十六年、太閤秀吉は米一万石を事納し、母大政所の病気平癒を祈りました。太閤橋や奥書院庭園は、その奉納によって築造されたと伝えている。

しだれ桜を愛でながら、太閤橋の前で舞を披露
「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり・・・」


祭典・行事

平成29年1月1日午前0時歳旦祭(さいたんさい)

初詣

色鮮やかな「おみくじ」が境内にすだれのように

多賀大社の授与品


平成29年1月3日午前11時翁始式(おきなはじめしき)

翁始式

多賀大社の能始である。舞われる曲目が「翁」であることから、多賀大社では古くから「翁始式」と呼び慣わしている。 奉仕するのは大蔵流狂言師「茂山社中」、観世流能楽師「片山社中」、使用する面は当社所蔵の白色尉の逸品である。 当日は「翁三番叟」「屋島」「福の神」などの三番が境内の能舞台で奉納される。

尚、多賀大社には現在能面五十九、狂言面十三面が残されており、このことはこの地が近江猿楽の発祥地とされる敏満寺に隣接し、古くから神事に際して能が奉納されていたことを示している。


平成29年2月3日午前10時30分/午後1時30分節分祭(せつぶんさい)

節分祭

2月3日 福豆まき 午前11時/午後 2時
島根県の因原地方の鬼の舞が奉納されたのち、今年還暦の年男・年女が特設舞台より福豆、福餅がまきます。

節分の豆知識 ~節分のいわれ~

節分は「季節の分か れ目」という意味で、二十四節気の「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日をいいます。特に、江戸時代以降は「立春」の前日を節分として、様々な行事を行うようになりました。
節分の「豆まき」は「追儺(ついな)」と呼ばれ元々は大陸から伝わった風習です。「追儺」の行事は、俗に「鬼やらい」や「厄落とし」等と呼ばれ、役病等をもたらす悪い鬼(悪霊)を追い払う儀式で、文武天皇 慶雲三年に宮中で行われたのが始まりと伝えられています。


平成29年2月11日午前10時30分紀元祭(きげんさい)

平成29年3月17日午前11時祈年祭(きねんさい)[豊年講春季大祭]

平成29年3月下旬頃勧学祭(かんがくさい)

平成29年4月16日午後1時御使殿大御供式(おつかいでんおおみごくしき)

平成29年4月18日午後1時馬頭人大御供式(ばとうにんおおみごくしき)


平成29年4月22日午前8時から終日古例大祭(これいたいさい)[多賀まつり]

古例大祭

(多賀まつり)4月22日

「古例大祭」は、鎌倉時代の古記録にも現れる多賀大社年間の最重儀。「多賀まつり」あるいは騎馬多数の供奉が行われることから「馬まつり」とも呼ばれている。
前儀は早く一月三日から始まり、この日、祭の主役である馬頭人(ばとうにん)、御使殿(おつかいでん)の差定式が行われる。
四月に入ると、馬頭人、御使殿共に、神様を迎え入れる御神入式、神様に自ら御供物を献じる大御供式(おおみごくしき)、宵宮祭などを行い、当日を迎える。
当日は、午前八時半から大祭を斎行、午前十時には列次を整えてお渡りが出発する。その列次は、馬頭人、御使殿を中心に、氏子や崇敬者の騎馬供奉四十数頭、御神輿や御鳳輦の供奉者など実に五百名におよぶ行列となる。
行列は始め、栗栖(くるす)の「調宮(ととのみや)」に向かうが、馬頭人と御使殿は別途、犬上川の下流に向かい、賓台(ひんだい)と呼ばれる河原において御弊合わせの儀式を行った後、午後二時頃、本社前にて行列に合流し、尼子の打籠馬場において、ここで「富ノ木渡し式」という儀式を行った後、午後三時半に、揃って本社に出発する。これがいわゆる「本渡り」と呼ばれるもので、祭の最大の見どころである。 午後五時には、宮司以下神職、祭の全関係者が本殿を三周する「夕日の神事」が行われ、一日をついやした大祭は終了します。 翌日は後宴祭で大祭が無事終了したことを神様に奉告する。
一連の祭儀は御神上式で、馬頭人、御使殿がそれぞれ神様をお送りして一切の祭儀は終了する。

鎌倉時代より続く豪華絢爛なまつり絵巻が繰り広げられる。約50頭の馬にのった若武者等と約400人の奉仕者を従え、総勢500人余りの行列を組んでお渡りをする。

御神幸


富ノ木渡し式


平成29年4月29日午前10時昭和祭(しょうわさい)

平成29年5月頃 御日供講大祭(おにっくこうたいさい)


平成29年6月4日午後1時御田植祭(おたうえさい)

 毎年6月の第1日曜に多賀大社の御神田で行なわれる御田植祭り。豊年講から選ばれた早乙女70名が昔ながらの菅笠、紅タスキの姿に扮し、御神田に田植えを奉納する。その年一年の豊年満作を祈願するこの祭りで、御田植え踊りや豊年太鼓踊りなどが奉納される。


平成29年6月6月17日、18日崇敬会会員大会(すうけいかいかいいんたいかい)


平成29年6月30日午後3時夏越の大祓(なごしのおおはらえ)[ 茅の輪くぐり]


平成29年8月3日、4日、5日万灯祭(まんとうさい)

8月3日の薄暮、杉坂山(ご祭神降臨の地)で御神火祭が行われ、浄火が古式により切り出される。麓の調宮(ととのみや)神社を経てご本社に運ばれると、1万灯を超える提灯に明かりが灯されます。 伊邪那岐(いざなぎ) 伊邪那美(いざなみ)の大神様は、数々の尊いご神蹟をあらわされたのち、女神さまは黄泉の国(死後の世界)の大神となられました。万灯祭は私共の祖先の御霊をお護りくださる女神様に感謝を捧げるお祭りで、湖国の夏の風物詩としても有名である。


平成29年9月9日午前9時九月古例祭(これいさい)

古例祭・古知古知角力 毎年、重陽(ちょうよう)の節句の9月9日に多賀大社で豊年満作を祈願する秋祭り、古例祭が行われますが、この祭で催される神事角力(しんじずもう)が古知古知角力です。 往古伊吹山の八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したことから、その古事をしのんで行われるようになりました。中河原(なかかわら)村(現多賀町中川原)と高宮村(現彦根市高宮(たかみや)町)の2村の童児により角力が行われたのが始まりといわれ、現在に伝えられています。現在も氏子の青年たちによって3番勝負が行われ、農作物の吉凶を占う意味も込められています。

重陽の節句に斎行される九月古例祭。 
四月の古例大祭に次ぐお祭りで、式中、町内の青年二人による豊凶を占う「古知古知(こちこち)相撲」が執り行われる。


平成29年9月24日(日)抜穂祭(ぬいぼさい)

ご神田にて、約20名の抜穂女(ぬいぼめ)がたわわに実った稲穂を刈り取る祭。
この稲穂は11月23日の新嘗祭(にいなめさい)にお供えされる。



平成29年10月4日観月祭(かんげつさい)

仲秋の望の日、明月にお供えをし、献詠された和歌、俳句の披講、舞楽などが月光の下で雅やかに奏上される。


平成29年9月28日午前11時多賀講講社大祭(たがこうこうしゃたいさい)

平成29年10月17日午前10時神嘗祭当日祭(かんなめさいとうじつさい)

平成29年10月21日午前10時献茶式(けんちゃしき)

平成29年11月3日明治祭(めいじさい)

平成29年11月8日 午前11時金咲稲荷神社例祭(かねさきいなりじんじゃれいさい)

平成29年11月15日大宮祭(おおみやさい)

平成29年11月23日午前11時新嘗祭(にいなめさい)[豊年講秋季大祭]

新嘗祭

平成29年12月20日御煤祓式(おすすはらいしき)

平成29年12月23日午前10時天長祭(てんちょうさい)

平成29年12月31日午後3時師走の大祓(しわすのおおはらえ)

平成29年12月31日午後3時30分除夜祭(じょやさい)

他に

七五三

菊花展

 

境内摂末社案内

日向神社(式内社) 御利益 家内安全 国家安泰 例祭日 4月24日 例祭日 12月1日


子安神社 御利益 安 産 例祭日 12月1日


神明両宮 御利益 国運隆昌 例祭日 12月1日


夷神社 御利益 商業取引円満 例祭日 11月20日


天満神社 御利益 試験合格 例祭日 8月25日


秋葉神社 御利益 火伏せ 例祭日 8月16日


愛宕神社 御利益 防火 例祭日 8月25日


竃神社 御利益 家内安全 例祭日 6月30日


年神神社 御利益 五穀豊穣 例祭日 6月30日


熊野新宮 御利益 子授け 例祭日 10月15日(3社同) 


天神神社 御利益 殖産興業 例祭日 10月15日(3社同)


熊野神社 御利益 厄除け 例祭日 10月15日(3社同)


三宮神社 御利益 建築土木 例祭日 10月15日(3社同)


金咲稲荷神社 御利益 商売繁盛 例祭日 11月8日

金咲稲荷講

お多賀さんの孫神様である金咲稲荷さんの御加護のもと商売繁盛を祈る人々の集い。


(参考)

玄宮園(彦根城)

(八景亭)彦根城の北東にある、大池泉回遊(だいちせんかいゆう)式の旧大名庭園。彦根城天守閣や茂った木々を背景に、大きな池に突き出すように臨池閣(りんちかく)が立ち、築山には鳳翔台(ほうしょうだい)があります。この鳳翔台(ほうしょうだい)は、彦根藩の賓客をもてなすための客殿で、ひなびた趣のある建物。樹木・岩石・池を巧みに配し、池の周りに、湖南省洞庭湖(こなんしょうどうていこ)の瀟湘八景(しょうしょうはっけい)にちなんで選ばれた近江八景、竹生島(ちくぶしま)や沖の白石などを模して造られており、情趣のある庭になっています。鳳翔台では、抹茶を楽しむことができ、池に浮かぶ蓮や菖蒲(しょうぶ)の花が咲く初夏の季節は、花の香りが園内をつつむ。楽々園とともに国指定の名勝である。<名勝>玄宮楽々園




交通アクセス

◆名神彦根I.C.から10分
◆名神 湖東三山スマートI.C.から15分
◆JR彦根駅乗り換え 近江鉄道「多賀大社前」駅下車 徒歩10分

                              鎹八咫烏 記

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多賀大社 (神仏霊場近江國一番)
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