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クロネコのクロとボク

クロネコのクロと青い花瓶0925

2017.09.24 22:20

「これにします。」


   ガラス細工屋のおじさんは、少し意外に思ったのか「ほおっ」と言いたそうな顔になった。


「まいど」


   ボクからその青い花瓶を受け取るとカウンターで包み始める。ボクはさっきのガラス細工屋のおじさんの話で、少し気になっていたことを聞いてみたんだ。


「ドイツ語は話せるの?」


   ガラス細工屋のおじさんは手を止めずに答える。


「少しだけだ。しっかり正しく話せるかというと、そうではない。それに全く話せないかというとそれも違う。」