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ヤベぇ女

2017.09.20 15:07

ヤベぇ女。

それは、私のお願いしているネイルサロンのネイリストさんである。2回しか会ったことがないけど、私はこのヤベぇ女の存在にとても救われている。


ヤベぇ女はユッキーナ似の25~26歳。「ヤベぇ」「マジすか」「めちゃめちゃわかるー」「つうか~」が口癖の典型的なギャルだ。だけど声は低く、ぼそぼそと小さい声で話すタイプ。マスクもしているせいで、あまりちゃんと聞き取れない。夏は暇さえあれば、海に行っているらしい。年齢も属性も、わたしの対極にいる人種・・・・なのだけど、異様に感性が似ている。


こういうデザインが好き、この素材が好き、この色が好き、このテイストはなんか好きじゃない、、、全て「めちゃめちゃわかる」とうなずいてくれる。ある程度、営業トークはあるだろうけど、自分の感情を隠して接客をするような器用なタイプでもなさそうなので、きっと9割がた本音だと思う。


初めて会ったとき、この人にずっとお願いしようと思った。ある些細なできごとが、胸にズキューン!と刺さってしまったのだ。デザインの相談をしているとき、爪を磨きながらにこにことしているので、「?」と思っていると、「やべ、かわいいのできそうって想像してたら、ニヤついちゃった…」とつぶやいたのだ。自分の仕事にワクワクするなんて、、、素敵すぎるだろうよ…と思った。


そして仕上げてくれた爪が、最高のデザイン。チャラチャラしているようで、とても繊細で絶妙な表現をしてくれる。不思議なバランス感…。聞けば、ネイリスト歴わずか1年。センスの世界は、年数なんて関係ないのかもしれない。


この前、2回目のデザインをお願いしにいった。結婚式用のネイル。いくつか希望するテイストや素材を選んで、あとはお任せにした。彼女でなければ、細かく指示を出していたと思う。ゴールド系のネイルにしてもらった。想像以上のかわいさだった。作業している間も、ずっと彼女はニコニコしており、「今回もヤバイイメージ浮かんじゃった…」と低い声でつぶやいていた。出来上がったときも、「めちゃくちゃ、かわいくないっすか?…って、自己満かもしんないけど~」と言っていた。そして、感謝の気持ちを伝えると、しばらく沈黙があった後、「わたしの爪も結婚式に連れてってくれるの、うれしいな…」と恥ずかしそうにつぶやいたのだ。か、かわいか~…。。


彼女はわたしの爪の写真を撮りたいと言って、撮ってくれた。そのときに、「こういうキラキラしたものって、写真で伝えられないじゃないですかぁ。花火も、星も、生で見るのが一番いいと思う」と言っていた。さらっといいこと言うなぁ。ほんとうにそうだよね。


自分の好きなものを、「あなたらしくていいね」と認めてもらえるだけでも嬉しいのに、「わたしもそれが好き」と言ってくれる存在は尊い。自分の感性に、自信が持てる気がする。というわけで、彼女の存在が妙な安心感をもたらしてくれている今日この頃なのです。