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クロネコのクロとボク

クロネコのクロと青い花瓶0926

2017.09.25 21:05

 「少しは勉強したさ。でも英語ほどではない。英語はそれなりに話せるぞ。それなりにな。」


 ボクが出したお金を受け取ると、その代わりに包んだ青い花瓶をボクに渡してくれる。そしてそのまま会話は続く。


「自分の言いたいことが伝わらないと、ドイツ語だけではなく英語も混ぜて話をする。ジェスチャーも入れながら、もっと気持ちを込めようと思えば、日本語も使う。」


「日本語も使うんだ?」 


「ああ、もうダメ元だな。気持ちは『お願い、伝わってくれ』って感じだ。意外に伝わるぞ。怪しいアジア人が近づいてきて、意味不明な言語で話しかけられたら、ドイツ人も必死だ。本当に気持ちだな。向こうの話す言葉も、何らかの意味が必ずあるだろうから聞く時も必死。まあ、聞くというよりも、分かろうとするという表現が、 いいかもしれん。」