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キャリア10年の美容師が、髪の質問に『真剣に考えて、真剣に答える』サイト

❔カラーリングは体に無害なのでしょうか?

2015.11.11 03:51

A 無害ではありません

先日こんな質問を受けました

「カラーのお薬って体に影響ないんですか?」

そこで

「そうですねー、何も影響がない事はないですね」

とお答えしたところ

「えっ!?大丈夫じゃないんですか?!」

とのこと

よくよく見渡してみれば

『根拠はないけど、美容室でやってるから大丈夫』

という方、意外に多いのでは?

ちょっと冷静に考えてみましょう


『カラー剤、人体に完全無害でしょうか?』

答えはNoです

『完全無害のカラー剤は存在しません』

その程度は薬剤によって差がありますが、基本的にはそういう感じです。


女性の場合、一生のうち200から300回カラーをすると言われています

その回数分、カラーによる負担を与え続けると、そりゃ異変の1つや2つぐらいでてきそうなもんです

なので、基本的に私はアンチカラー派です

カラーやらないで良いならやらないで欲しいです

とは言ってもそうもいかず

ヘアデザインをするうえでのカラーの役割は本当に大きくなってるのも事実

実は、そういう方たちの為にある技法があります

そのやり方なら

1 薬が頭皮につかない
2 ダメージが少ない
3 伸びた時に目立ちづらい

という

なんとも魅力的なワードがちらり

その方法とは

ウィービングカラーをやる

なんのこっちゃ

といったところですかね

ウィービングってのはカラーの塗り方の一つで、髪を筋状にとり、そこだけ染めていくやりかた

こんな感じに



こう


ですね

このやり方なら、先に挙げたような良いポイントがたくさんあります

特に

『頭皮に薬がつかない』

というのはとても魅力的

ただその時に頭皮がしみないというとこだけでなく

『毛穴から薬が体内に入るのを防げる』

私的にはこれが一番やっかいで

冗談ではなく

『毛穴からカラー剤は体内に入ってます』

そして更に

『皮膚吸収された異物は体内に90%残る』と言われてます

市販のカラー剤に、「妊娠中は使わないで下さい」と書いてあるのはなぜでしょう?

『母体を通じて胎児に悪影響を与える可能性があるからです』

頭皮にカラーをつけて300回するとどうなるか?

必ず異変をもたらす!

と、断言はできませんが

あくまで確率論ですが

そういう危険性は少しでも減らしておいたほうが良い

と、私は考えます。

更に

染めてしばらく経ち、また根元が伸びてきたとき

普通の塗り方だと、伸びて来た時に黒い部分との境目がわかりやすいですが

この技法は境目がぼけるように、且つグラデーションに染まるので

『伸びてきたときに、根元の暗さが目立ちにくくなります』

プリンが目立つのは誰しもが嫌がるところ

そこを少しでも緩和できれば、、、

そんな想いが込もってます

といったところでしょうか

書き出せばもっともっとあるのですが

多すぎてまとまらないと思うのでこれぐらいに

10年後20年後もヘアスタイルを楽しみたい方は

今、何をするかで決まります

是非ご英断を!!


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入江誠

1987.6/5生まれ O型

美容室 ever スタイリスト

都内有名美容室でキャリアを積み、表参道の美容室everの立ち上げに参加、10年の経験で得た知識を元に、お客様からの髪や頭皮に関する様々な悩みを解決してきました。

髪や頭皮に関する悩みは人それぞれ、情報が溢れている今だからこそ1人1人としっかり向き合ってアドバイスをしていきます。