己を磨く Vol.14
第6章 経理担当者としてのさらなるステップアップ
「資金管理」
・現預金を中心に、毎月の資金の収入と支出を把握し、一定の区分に従い集計して、資金の過不足の調整を取り、資金が正常に回るようにすることを資金繰りといいます。
・資金繰りを円滑に行うための表が資金繰り表です。通常、資金繰り表です。通常、資金繰り表は3カ月先くらいまでのものを月次で作成しますが、特定の日に支払いが集中する際には、必要に応じて日繰り表をつくる必要があります。資金繰り表は前月繰越・収入・支出・次月繰越の基本的な4項目から構成されます。
・資金が不足したときの資金調達には、社内から新たな資金を生み出す方法と、外部から借り入れる方法の2つがあります。
・社内から生み出す方法としては、次のようなものがあります。①利益の増加、②資金運転の改善、③貸借対照表の改善などがあります。
・「資金繰り」は、日々の現預金の過不足がないように資金を動かす作業ですが、資金の使い方を管理するためのものが資金運用表です。
・資金運用表は、会社の一定期間における資金構造の変化(資金の源泉と使途)を一覧表示したものです。
・外部から資金を調達することを「金融」といいますが、金融はさらに「直接金融」と「間接金融」と分けられます。
・直接金融とは、株主や投資家から、新たな出資(増資)や社債で資金を調達することをいいます。
・銀行からの借入金は、間接金融といわれます。
・会社に外貨建ての取引があるときは、一定の基準で円に換算する必要があります。原則として、当該取引発せ時の為替取引発生時の為替相場による円換算額をもって記録します。
・外貨建ての輸出取引、輸入取引には為替リスクが存在します。この為替リスクは、予算計上時などに目安としていた為替レートと、取引時の為替レートの差によるものと、取引発生時と決算時為替レートの差によるものの2種類に分けることができます。
・為替変動による損益の変動を避けるために、会社は銀行に対し為替予約という契約を締結することにより、将来の円価格を確定させることがあります。
(参考)経理部長が新人のために書いた経理の仕事がわかる本