天守物語レコーディング
こんばんは!直光です!
今週で9月もおしまい、秋めいてきましたね~気候も気持ちよくフラッと外を歩きたくなります~。
さてそんな中、一日中スタジオにこもって以前ブログでもご紹介した舞台「天守物語」の為のレコーディングでした!
ずらーっと和楽器が並びました!
僕の所属する「古典芸能普キュー委員会」という若手邦楽奏者のユニットです、僕はもちろん長唄委員です。
長唄、常磐津、箏曲、邦楽囃子(笛、打ち物)の5人によって作られた組織でして、企画演奏会やオリジナルの音楽紙芝居、こうした劇伴のレコーディング等を行ってます。
実は同じ古典芸能でもジャンルが違うと一緒の舞台に出る機会はほとんどなく、業界的にはちょっと珍しいユニットだったりします。
打楽器の周りにはずらーっとマイクが沢山並びます、太鼓なんかの打楽器と鈴なんかの金物を別のマイクで録ったり、全体の空気感だったりを録音しミックスしていくんですねぇ。
まだサウンドチェックの頃かな?笑顔がありますね、この後8時間レコーディング続きましたのでこの笑顔が懐かしいです。(終わる頃にはみんな目が死んでました…おつかれさまです)
こちらは笛、筝そして僕が縦に持っているのは胡弓ですね(これは長唄の三味線に胡弓の駒をかけ、ヴァイオリンの弓で弾いているなんちゃって胡弓です、悪しからず!)
和楽器は音が長く伸びる楽器が少なくて、ただどうしてもそういう音が欲しい時に三味線ではなく胡弓を弾きます、胡弓はプロではないので録る前に入念に練習しております。
録った音はこちらのブースで確認します、こちらでも楽譜とにらめっこ、演劇の為の音楽なので音だけではなくテンポや楽曲の長さが合っているか等もきちんと確認しながら録音していきます。
録った音はエンジニアさんの手によりミックスという調整作業、楽器毎に音量バランスを取ったり会場に合わせて響き方を変えたり、役者さんと同じようにお化粧をし衣装を着て舞台に立つわけですね。
お芝居の稽古も佳境に入り、衣装や小道具も出来てきたそうです!残りの2週間初日の幕が開くその時まで良い舞台を作り上げるべく頑張ります~。
もんもちながら6.0「天守物語」
2017年10月12日(木)〜15日(日)
@上野ストアハウス
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演目: 「天守物語」作/泉鏡花
演出: 中原和樹
振付: 熊谷乃理子(Dance Company Nomade~s)
作編曲: 杵屋直光(古典芸能普キュー委員会)・安本健人
企画・製作: もんもちプロジェクト