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株式投資家の暮らしと夢

6366 - 千代田化工建設(株)

2017.10.04 15:00

千代田化工建設株式会社(ちよだかこうけんせつ、英文名称:CHIYODA Corporation)は、日本の建設会社、エンジニアリング会社です。

東京証券取引所第1部上場で、日経平均株価225銘柄(機械)です。

石油・ガスなど総合エンジで国内2位で、LNGプラントで世界最大手の一角、三菱商事が大株主です。


概要を見てみましょう。

石油精製、石油化学、天然ガス液化などの大規模プラントの設計、調達、建設一括請負(Engineering、Procurement、Constructionの頭文字をとってEPCと称する)業務で国内外に多くの実績を持ちます。

日揮、東洋エンジニアリングと併せて「エンジニアリング御三家」と呼ばれています。

当初は独立色が強かったが、バブル崩壊後に一度経営が傾き、長らくの間三菱グループや米ケロッグ・ブラウン・アンド・ルート(KBR)社の支援を受けて再建、再び民族系のエンジニアリング会社となり現在に至ります(この関係から実質、三菱グループの一員扱いとなっている)。


沿革を見てみましょう。

1948年(昭和23年)1月 - 三菱石油の工事部門が独立、東京都港区に設立。初受注:食料油油脂抽出装置。

1949年(昭和24年) - 初めて石油精製装置(興亜石油熱分解装置)受注。

1954年(昭和29年) - 大阪事務所設置。

1957年(昭和32年)3月19日 - 店頭公開。

1960年(昭和35年) - 三菱石油(水島)グラスルーツ・リファイナリー受注。

1961年(昭和36年)10月 - 東京・大阪・名古屋の各証券取引所に上場。

1966年(昭和41年) - サウジアラビア・ペトロミン(ジェッダ)製油所受注。

1968年(昭和43年)9月 - 横浜市鶴見区に本店事務所を移転。

1972年(昭和47年) - 環境宣言書「21世紀への遺産」発表。

1973年(昭和48年) - LNGプラント初受注(アブダビ・ダス島)。

1984年(昭和59年) - 米国にてCT-121排煙脱硫装置初受注。

1994年(平成11年) - インドに設計会社設立。

1994年(平成11年)3月 - 第三者割当増資を実施。

1995年(平成12年) - フィリピンに設計会社設立。

1999年(平成16年) - カタールLNGプロジェクトにて米国PMI「International Project of the Year」受賞。

2000年(平成17年) - 第9回地球環境大賞受賞。新再建計画発表。

2001年(平成13年)2月 - 無償減資を実施。

2001年(平成13年)3月 - 第三者割当増資を実施。

2001年(平成13年) - ガスバリューチェーン本格展開。

2003年(平成15年)1月 - 名証上場廃止。

2003年(平成15年)3月 - 大証上場廃止。

2003年(平成15年) - サハリンⅡLNGプロジェクト受注。国内プロジェクトで年間無事故・無災害を達成。

2004年(平成16年) - 新再建計画達成。2005年にかけてカタールガス社、ラスガス社向け世界最大LNGプラント6系列受注。

2008年(平成20年 - 創業60周年を迎える。三菱商事と資本業務提携。

2012年(平成24年)6月 - みなとみらい地区のみなとみらいグランドセントラルタワーへ本社を移転(千代田化工建設グローバル本社)。

2017年(平成29年)6月 - それまで執行役員を務めていた三菱商事の山東理二氏が社長就任。三菱商事出身者が同社の社長に就くのはこれが初めて。


事業分野

エネルギー分野石油製造プラント、接触分解装置、潤滑油プラント、LNG液化プラント、LNG受入基地、天然ガス処理プラント、LPGプラント、GTLプラント、水素製造プラント、備蓄基地、各種原子力関連施設など石油化学・化学分野エチレンプラント、アンモニアプラント、アロマティクスプラント、プロピレンプラント、ポリカーボネート樹脂プラントなど医薬品・ファインケミカル分野原薬・中間体製造プラント、個体・注射・バイオ各種製造プラント、研究施設など環境保全分野排煙脱硫装置、水処理施設、灰処理装置、ピンチテクノロジーによるコンビナート省エネ、高効率化発電設備IGCC、軽油超深度脱硫装置など産業設備分野FA・加工組立・物流施設、電子材料・半導体工場、食品工場、非鉄精錬プラントなど


特色

近年クリーンエネルギーとして注目されているLNGの製造プラントにおいて48%という驚異的なシェアを誇る。

プラント建設実績国が40ヵ国以上であり、世界ブランドとしても揺ぎ無い地位を確立している。


その他

イラク北部の都市ベイジ(ar:بيجي)にあるイラク最大の石油精製所は千代田化工が建設し、施設改修の入札にも参加した。

ものづくり日本大賞(海外展開部門)経済産業大臣賞を受賞(2009年)

第3回ものづくり日本大賞 千代田化工建設(株)


上の動画は、社会人としてぜひ見て欲しい動画です。

1000万点の部品が現在どの工程にあるのかがビジュアルでわかるというシステムは、これは凄いですね!

また安全教育も素晴らしい!

価値観や生活習慣の違う多国籍の人たちに安全を伝える作業は、またこれは何かしらのノウハウがあると思いました。

そんなの自分のためだろ!とか簡単に思うのは、実際に働いたことのない学生やニートだと思います。

一度現場で働いてみると良いですよ。

とんでもない奴らが集まったりするんだから。


こちらの記事をちょっと紹介しなければなりません。


16年ぶり赤字、千代田化工に何が起きたのか

社運かけたプロジェクトがわずか1年で頓挫

http://toyokeizai.net/articles/-/164349 


上流工程は諦めたわけではないし、原油価格は50ドルを超えていると思いますので(記事をUPする時期とのタイムラグあり)、工夫次第では利益を出せるとは思います。


という状況ですので、投資判断ですが、時価総額は売上高の1/3以下で、営業利益はほとんどない状況です。

チャートは右肩下がりの歴史的安値圏で、信用倍率はここにきて急改善して1倍付近です。

私の投資判断は買い、おすすめ銘柄です。

天与の買い場が来たと思います。