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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

気持ちが暗記につながるお話

2017.10.05 15:00



「英単語の暗記が苦手」とWくん。

「いくらやっても覚えられない」と胸を張るので、

そこは胸を張るところじゃないと突っ込みながらも、

方法論を確認。概ね問題はなさそう。となると、例のアレかな、とこんな質問をしてみました。



「英語のこと、どうでもいいと思ってるでしょ?」



「う…」と言葉に詰まるWくん。

もちろん、「あなたとコンビに?」「ファミリーマート」は答えられていましたし、

社会や漢字の暗記はできているので、能力の問題というわけではなさそうです。

では、なぜこういったことが起こってしまうのでしょうか。説明しましょう。

※生徒向けに簡単に説明しています。軽い気持ちで御覧下さいませ。



脳の役目はね、忘れること。

日々入ってくる膨大なデータを脳は一旦受け取って、

その中から忘れるものを選びます。もちろん、いらなそうなものから捨てます。



何回も繰り返し入ってくるものや、

感情やリズムや他のものとセットになっているものは、

「これは大事だ」と認識して、大切に保管します。

でも、トラウマになるようなものは除いて、

基本的に嫌なもの、無関心なことは、早く忘れようと努力します。

ネガティブな気持ちを読み取って、脳は早めに忘れようと頑張るわけです。



好きの反対は無関心と言うぐらいですから、

まだ「嫌いなこと」の方が脳は残そうとしてくれます。

「無関心なこと」は、覚えるだけ無駄という具合に、もうさっさと頭から消えていきます。

もちろん、それは私たちが毎日を快適に過ごすことにもつながるのですが、

勉強においてはマイナスになりがちです。テストもあるしね。



覚えたいと思うものがあるならさ、

まずは気持ちから変えようよ。

好きなものはものすごく簡単に覚えられる。

ポケモンの種類や属性や技の名前を、小学生がいとも簡単に覚えるように、

実は覚えること自体はそんなに難しいことじゃないんだから。



好きになることが難しければ、興味を持とう。

興味をもつことが難しければ、覚える方法を工夫しよう。

楽しんでやろう。

例えば英語なんかはさ、単語一つ一つに意味や歴史があるんだから、

それをなるべくワクワクしながら知っていこう。手に入れていこう。

そうしていくだけで、成績も上がる。一石二鳥じゃないか。



人間は感情の生き物。だからもちろん、勉強にだって感情はつながる。

うまく感情をコントロールしながらさ、勉強に役立てよう。

それはきっと、よりよい人生にもつながるから。



本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

記憶をコントロールできると、勉強は少し楽になるね。