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めしねこの部屋

「君の膵臓を食べたい」の話

2017.09.27 15:42

投稿遅れて本当に申し訳ない

開幕から謝罪になってしまったことも申し訳ないと思いますが、とりあえず今回は趣味の読書のちょっとした評論というか感想というかを少し書こうと思います。

今回あげる本は「君の膵臓を食べたい」です。あと3冊ほど候補自体はあったのですが、偶然にも最近読み返していたのでこれにしました。

少し前に話題に上っていたということもありますが。

今回の記事はいわゆるネタバレも多少存在しているのでネタバレを避けたい人はここでブラウザバックを推奨します。

とりあえず少しだけ話の流れを紹介します。

主人公は膵臓に病気を抱えたクラスメートとひょんな事から仲良くなります。それからその二人の話を中心に描かれていくという流れです。

ここで私の率直かつ端的な感想を述べると、私はこの物語は本当に大好きです。何回も読みました。最初は珍しい名前の本だなと思ったのですが本当に感動しました。

私はこの本は本当にお気に入りの一冊で最近文庫本が出て即買いました() なのでこの本が有名になったことは本当にうれしかったです。なるべくしてなったという気もしますが。

とまあここまでほとんど内容に触れませんでしたがここからはがっつり触れていくのでネタバレ注意でございます。

まずは内容に触れていきます。主人公は基本的に他人と関わることをしないで、浮雲のように流されるようにいきている人です。そしてもう一人の病気を患っている主人公の少女はつらつな性格をしており、他人と関わりながらいくていくことを選んでいきている人です。

このどう見ても対照的な二人が出会い、惹かれあっていくというような内容です。

惹かれあた理由はお互いに羨ましがっていたからです。主人公は少女の他人と関わりあう、自分は選択を繰り返しながらいきていくという信念に強く惹かれ、少女は主人公の他人と関わりあうことなく自己を確立していることに強く惹かれていました。

こうして惹かれ合う中で主人公は成長していきます。

そして、少女は死にます。

少女は病院から退院した後に通り魔に殺されます。そして主人公は一度は折れてしまいますが、なんとか立ち上がり少女の死後墓参りに来るところで話は終わります。

細かいところはぜひ読んで欲しいのですが、私がキーポイントと思っているところが2つ存在します。一つ目は少女が通り魔に殺されるシーンです。

主人公と少女は一緒にスイーツビュッフェに行ったり旅行に行ったり様々なことをします。その中で主人公は少女の生き方に感銘を受けます。

それまでは一人で浮き草のように生きていくことを選んでいた主人公ですが、少女のような生き方や信念に惹かれていました。その中で時間の概念について触れます。

主人公は日々はまだまだ続くだろうということから目の前のことに執着はしないたちでした。しかし、少女は次の時間がやって来る保証はどこにも存在していないことに気づいていました。

そして主人公は少女と時間を過ごしていく中でそのことについて理解していたように感じていました。しかし、少女が通り魔に殺されたことによって気づきます。主人公はその本質に全く気がついていませんでした。

作者はこの大きな時間というものに対する理解を少女を通り魔で殺すことによって非常に強烈かつ直接的に語りかけているように感じます。

私はこの出来事によってこの本の小説としてのレベルを一気に引き上げていると思います。逆にこの出来事がなかったならここまで私も好きにはならなかったと思います。

もう一つはタイトルにもなっている「君の膵臓を食べたい」というフレーズです。

このフレーズは本当にずるいと思ってしまうほどすごいフレーズです。この物語の中で散りばめられた伏線、主人公と少女の精神面での成長、二人の無意識なままのシンクロ、全てをまとめてのこのフレーズになっています。

ここまで綺麗な着地点が存在するのかと思いました。本を読んだ方ならわかると思います。

このフレーズに関しての掘り下げはここではやめておこうかと思います。なぜなら本を読むことでしか感じ取ることができないと私は思うからです。ぜひ一度読んで見てください。


とここまで短くはありますけれど内容について感じたことを書かせていただきました。極力内容には触れないように配慮はしたつもりです。

これを読んだことによってもう一回読んでみようかなとなったら幸いです。また、正直いないとは思いますが、これを読んで興味を持った方はぜひ読んでください。後悔はしないと思います。

ただ、少女が死んだ下りだけは書いてしまいました。それに関しては少し申し訳ないとは思いますが、それだけは書きたかったんです。私が今回の中で一番書きたかったことはその部分です。少女のあの死に方がなければここまではならなかったと思います。

というわけで今回はこの辺にします

本に関してはまた近々できたらなとは思っているので...