コーポレートライフサイクル
マーケティングコンサルタント
石塚洋輔です。
商品にもプロダクトライフサイクルと言って
導入期、成長期、普及期、衰退期があるように
会社にも生まれてからなくなるまでのサイクルがあります。
それを
コーポレートライフサイクル
と言います。
これを知らずにいると、
今起きている出来事が何なのかが分からず
日々不安と戦うことになります。
いつ、何をすべきかの設定もできず
なんとなく経営を行うことになります。
それって怖くありませんか?
コーポレートライフサイクルを知っていれば
成長段階と市場の様子を見ながら適切に意思決定ができるようになり
時代とともに会社を成長させていくことができます。
順番に説明していきますね!
今あなたのビジネスがどの段階にいるのか照らし合わせてみてください。
1シード
シード=種 の段階です。
自分のニーズのための仕事を行なっている時期。
とにかく動き回っていて、たとえ失敗したとしてもリスクは小さいです。
商売になるネタを作り上げるべき時。
2スモール
人間でいう幼児期です。
この時期のビジネスは不安定で、自分一人が会社を回しています。
商売は始まったものの売上や利益の違いもまだ分からない経営者も多いです。
自分とアルバイトが食べていくのがやっとで、
少しの間でも動かなければ会社は終わっていきます。
走っていないと倒れてしまう自転車のようなもの。
家族や友人、ボランティアでまかなっていることも多く、
経理システムもなく、とにかく日銭、生活費に追われているステージです。
3グロウ
人間で言う10代の成長期。
一人から徐々に仲間を集め始めます。
社長から指示系統が成り立っていてワンマン経営です。
一番のフォーカスは売上。
とにかくイケイケで拡大に目がいっているので業務も増えていきます。
準備が足りていなければフォローが追いつかず、お客様もそれを感じます。
トラブルが起きれば経営危機に陥ることとなります。
4マネージ
経営チームができつつある頃。
主要な意思決定は社長です。
徐々に将来を考え始める時期。
システムの構築や雇用した人材の人事評価の仕組みを整え始める時期。
事業機会に可能性が広がり、
新規事業への模索も。
売上が減っても利益を残していく体制へと以降できます。
経営の安定化が図れるようになります。
今何をすべきかの判断ができる
さらに成長しピーク期を迎え、エンディングへと向かいますが、
コーポレートライフサイクルを知り、自分のビジネスが今どのステージにいるかがわかれば、
今何をすべきか、どんな問題が起きるかが予測できるようになります。
行き当たりばったりで経営をすれば
心理的ストレスと戦い、大切な家族やお客様に迷惑をかけることになります。
あなたがしっかりと経営を学び、
事前に起こるべきことを予測、
根回しができれば、問題は最小限にとどめることができるでしょう。
解決策として、
自分の少し先を行った現役の経営者をメンターに持ちましょう。
あなたの必要なタイミングで必要なアドバイスをしてくれます。
あなたは行き当たりばったりで経営をしていますか?
それともメンターを見つけ経営を学び続けていますか?