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片付けの向こう側

フランスでの暮らし②バリエーションは自分にとってどこまで必要なのか

2017.10.01 11:02

ブログご訪問ありがとうございます。


空間・時間・ココロも整うお片付けをご提案・サポートしています、

整理収納アドバイザーの高野ひかるです。



今もなお影響を受けている若かりし頃の思い出。フランス留学中のフランス式シンプルライフを思い出しております。


フランスでの暮らし①フランス流シンプルライフ


通っていた大学と追っかけしていた大好きなフランス語の先生↓

(しつこいですが、すぐ取り出せるデジタル写真整理って素晴らしい涙)


前回の「フランスでの暮らし①」はこちら↓



今回はモノの持ち方・特に洋服についての思い出を。


以前話題になったこの本↓


本屋でこの本を見かけた時

マサシク!と思わず頷きました。


ホームステイしていたフランスの御宅、

お借りした部屋にはクローゼットがありました。が!

それは本当に10着くらいしか吊るせないような、小さなものでした。


厳選してもってきたつもりだけれども

日本からもってきたスーツケースには10着以上の服。

仕方なく仕舞えるだけは仕舞い、あとはスーツケースの中に畳んでベット下へ。


そしてそのまま1か月。


スーツケースに仕舞った服は一度も手に取らず、ほぼ10着くらいの洋服で全く困ることはありませんでした。


毎日学校へ行き

学生主催のパーティに出たり

週末には泊まりがけでパリに行ってオペラ鑑賞などなど。

留学生とはいえ、それなりに色々シチュエーションはありました。

それでも少ない服でもあまり不足は感じることはなかったのです。


☆☆


それにホームステイ先の家族、今思えば持っている服の数はおそらく相当少なかったのではないかと。

何故ならクローゼットの大きさは他の部屋も大して変わらず、かつ週に何度も同じ服を着ていました。


けれども、いつも素敵な服装でしたし、だらしない格好はステイ中一度も見ませんでしたし(本当に一度も。。)


洋服だけでなく、鞄も靴も家具も食器も、厳選されたものを大事に使っているマダム達。


広い家に厳選されたモノしかないので、本当に家の中はいつでもスッキリしていて、重厚な家具でも圧迫感なく、とても暮らしやすいお家でした。


このフランスのお宅にいる間、

自分の持ち物を見つめた時に

やけに安っぽくみえたり(実際安いものだったけど)

日本では気にならなかった痛み具合を感じたりもしました。


☆☆☆


フランスでの生活の中で体験した、この

厳選されたモノとの暮らし。

当時の私には本当に新しい概念でした。


日本の家には、何倍もの洋服に鞄に靴。


でも数だけあっても、質はどうか、気に入っていたか、活用していたか、というと。。?


日々の献立も、日々の服装も、

毎日違うものを!様々なバリエーションで!という必要がどこまであるのか、と

今尚よく振り返っています。



少しずつ秋めいて来ましたね。


フランスでの生活を思い出すと、これからも気持ちのいい装いで、美味しいものに触れ合える、そんな季節ににしていきたいなと思っています。


皆さんも素敵な秋をお過ごしくださいね。

次回は、フランス流シンプルライフ③終 自分にとっての豊かさとは