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小学校外国語授業づくり研究会

【Report】2022.1.9(日)小学校外国語授業づくり研究会2022年1月プレミアムセミナー「小学校外国語の指導と評価を考える」(ゲスト:岐阜聖徳学園大学准教授 加藤拓由先生)

2022.01.10 03:38

1/9(日)、小学校外国語授業づくり研究会新年3連休特別企画第二弾、1月プレミアムセミナーを開催しました。


本研究会特別顧問 岐阜聖徳学園大学准教授 加藤拓由先生をお招きし、「小学校外国語の指導と評価を考える」というタイトルでお話しいただきました。

「小学校の外国語と指導と評価」の中で、皆さんが日頃気になっているであろう部分、「読む・書くこととは」、「主体的に学習に取り組む態度の評価」、「読むことの評価とテスト」、「小中連携の在り方」などについて、学習指導要領や国立政策研究所の評価事例、文部科学省の資料などをもとにしながら、分かりやすく解説してくださいました。

オンラインではありながら講義中にactivityの体験があったり、ブレイクアウトセッションで意見交流ができたり、参加型でとても充実したセミナーでした。

また、冒頭、ある映像から、「子どもの学び方」や「教師は何のためにいるのか」ということを考える時間がありました。このように、外国語指導以前に教師として大切にしたい考え方、感覚というのを時々考えたり、見つめ直す機会もとても大事だなと思いました。

年明けに、今回の加藤先生のお話を聞いて、新学期、気持ちを新たによいスタートが切れる、がんばろうと思えるプレミアムセミナーでした。


【参考資料】

『授業力&学級経営力』2021.12 No.141明治図書


『個別最適な学びと協働的な学び』奈須正裕先生 東洋館出版社 (2021.12.25)

小学校外国語活動・外国語 とっておきの言語活動レシピ (小学校英語サポートBOOKS) 明治図書(20218.10) 


参加者の皆さんからの感想の一部をご紹介します。

・読むこと・書くことについて,具体的な事例を多く盛り込みながらお話していただいたので,とても分かりやすかったです。特に「読むこと」について,どう指導し評価するのかを考えていきたいと思いました。ありがとうございました。

・とても分かりやすい内容で参考になりました!

・評価を大きな目で柔軟な考え方で行うことの大切さを学びました。(今回の)ドキュメンタリーを再度見たり、本を読んでみようと思いました。評価のための評価ではなく、子どもを育てる評価でありたいです。やってみたいと思える言語活動を仕組んでいくことで 少しずつ主体的な態度が育っていくと思いました。ありがとうございました。

・今回のセミナーでは、読むこと、書くことの評価について、評価がとりにくい領域だったので、お話が聞けてとても勉強になりました。また、主体的な学習に取り組む態度についてもいつも難しいなと思いましたが、セミナーを通して具体的な考え方が分かりました。ありがとうございました。

・思判表と主体の評価の悩みが少し晴れて有意義なセミナーでした、ありがとうございました。

・オンラインでのセミナーは一方通行になりがちですが、今回のセミナーは2wayでやり取りのある(対話的で)、深い学びのある時間でした。ありがとうございました。

・3学期最初の単元で読み・書きの活動を行おうと考えていました。「思考判断表現を使って・主体的に」を活かしながら読み書きを行うという点で,自分が計画していたことに半信半疑だったので,加藤先生のお話を聞いて背中を押してもらえました。また主体性を正確に判断するために,振り返りの仕方を教えていくということも大切な要素だと思います。この点においては他教科でも同じだと思うので,学級担任の先生方からアイディアをいただきたいと思いました。分かりやすく読み書きの評価についてまとめていただき,3学期へのやる気をいただきました。ありがとうございました。

・いつも興味深いテーマの学びを提供してくださりありがとうございます。定期的に評価をテーマにしてセミナーを開催していただくことで、指導計画においての評価の在り方を常に意識して自分の取り組みを振り返ることができます。

・インタラクティブで学びの深い学習会でした。読み解くのが難しい資料も、分かりやすい比喩や、体験することを通じて教えていただき、「なるほど」とストンと腑に落ちました。本日も素晴らしい学びの場をご提供くださりありがとうございました。

・加藤先生のセミナーはいつもそうなのですが、一方的な講話でなく、ブレイクアウトでの話合や課題解決、様々な活動などを挟んでいただいたセミナーでしたので、約2時間、引き込まれながらあっと言う間でした。実際の授業でも、このように児童を引き付けていきたいなといつもヒントを頂いています。『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』を持っていますが、なかなか一人では読み解くのが難しい部分を、今回のセミナーで分かりやすく教えていただけたのが良かったです。評価について、色々議論もあり、難しいところもありますが、「児童の成長のための評価」であることを心がけていきたいと思います。セミナー中に見せていただいた動画にあったような学校が、日本全国に広がっていくことを切に願います。

・見せていただいた映像に感動しました。学習観・指導観、児童観・教師観の変容が叫ばれています。まずは体験してみることで、自身の考え方・教え方・児童生徒の見取り方を振り返ることができそうに思いました。映像の中の先生の穏やかな表情が印象に残りました。評価については、たくさんの事例を挙げて考えるよう促していただき、文科の資料を流し読みしていた自分に気づきました。

・私はJTEのため担任の先生方が評価をしています。JTEとして評価に関してどう関わることができるか常に考えていました。加藤先生がおっしゃったように担任・専科・JTEの垣根を越えて評価にかかわっていきたいと思います。一人一人の児童を正しく見取るのはなかなか大変なことだと思います。breakoutでは、他の先生方と話し合うことで学びが深まりました。「読むこと」「書くこと」の評価の仕方を体験することができとても分かりやすかったです。奈須先生の本を早速読み、さらに学びたいと思います。

・はじめのビデオでは、めざしたい子ども達の理想の姿を見せて頂いた気がします。(中略)様々な立ち位置の子ども達が集まっているのが学校ですから、それぞれの良さを生かして相互に助け合いながら、知的に高いレベルの子ども達は友だちをサポートしながら、共に学ぶ中で、自分なりの主体的な学びを見つけていってくれたらよいと願ってはいるのですが、現実はなかなか難しいことが多く、悩みはつきません。でも、公立小学校でこのような実践をされているところがあるということに、勇気を分け与えて頂いた気がします。

・評価について、「指導と評価の一体化」の資料や参考事例をベースに三観点での評価を自分で考える時間をとっていただいたことにより、評価についてのこれまでの迷いや不安がすっきり解消し、霧が晴れた気がしました。また、中学校での「指導と評価の一体化」資料や「テスト改善ハンドブック」等で小中連携による中学校でのテスト改善事例も示していただいて、今後の小中連携を踏まえた外国語の授業がイメージできた気がします。

・中学校でも、自分事として考えられるように、「目的・場面・状況」の設定が大事になってくるという方向に変わっていることをはっきり教えて頂いて、大変勉強になりました。中学校がこの方向に変わっているということは、やはり小学校では、自分事として考えられるような「目的・場面・状況」の設定を一層大事にしていかなければならないと思えました。

・評価については、テストはしたくないと思いながらも、実際のコミュニケーション活動の見取りやふり返りカード、パフォーマンス評価等だけでは見取れない部分をどうするのかが課題であり悩みでしたが、今日紹介していただいた内容は、クイズという形でのテストなら抵抗なく取り組めて、評価方法としてもとても有効なよい方法だと分かりました。また、グループ討議の時間も頂いたことも、いろいろな立場・場所で実践されている先生のお話を伺うことができて、有益でありがたかったです。

・読むこと、書くことの評価について、具体的に例を出しながら丁寧に解説して下さり、とても分かり易かったです。文科省から出ている評価についての資料も、改めて見てみると私が付けている評価よりもかなり厳しめだと思いました。最近は、読むこと書くことにあまり時間を割くことができていなかったので、中学生に向けて取り組む意味でも、もう少し時間を割いてみようかなと思いました。読む、書くについても目的や相手を意識することなど、普段から気をつけなくてはいけない忘れがちなことをもう一度確認することができました。ありがとうございました。

・評価の話は何回も聞いてきて、それでも分かりにくく理解が難しかったのですが、加藤先生のお話はとても簡潔でわかりやすかったです。わたしはJTE で成績はつけられないのですが、材料を提供する際に、今日のお話を意識していきたいと思いました。サンタへのお手紙の友達のを読むというのや、担任の先生のbest memoryをみんなで読むのは、とても興味深く取り入れてみたいと思った。毎回この勉強会に参加して同感できるのは現場において、どうするかという現実味のある話でとても良いと思った。break downでも専科の先生のお話聞いて、自分だけではないんだという共感も持て安心した。

・冒頭で見せていただいた映像に驚きました。驚いたのは、公立でこんなことができるんだということです。「誰一人とりのこさない」ことを本気で実践しようとすれば、この形になるのだろうかと思いました。設計した人、運営している人、それぞれに、いままでにない道を拓いて行かれていることが、素晴らしいと思いました。外国語の授業と評価について、冒頭の学校では、どのように取り組まれているのか、知りたいと思いました。

・ワークや動画視聴があり、先生がおっしゃっていることを想起したり実践したりして、関連付けて考えることができました。ありがとうございました。今後も参加させていただきたいです。ありがとうございました。

・情報が整理されていることに加え、思考する場面があったことで、より深く学ぶことが出来ました。事例もたくさん用意してくださったので、自分ごととして考え、学ばせて頂きました。

・加藤先生のお話を伺う度に少しずつ理解が深まり、学びが積み重なっていくのが感じられます。今日の評価に関するお話も、特に主体的に学ぶ態度を見取るにはどのような場面なのか、これまで悩み続けてきましたがたくさんのヒントをいただきました。振り返りは主体的に学ぶ力を見取るのに有効ですが、児童の日本語を書く力が影響します。そして、これまではどういう内容を期待して振り返りを書いているのか、児童にはっきり伝えていなかったことに気付きました。概ねBの中で、どこまで考えられるとAなのかは伝えていくべきだと考えて、少しずつ進めています。また、主体的に学ぶ態度の評価は、意識して記録していかないと、学期末に評価基準が曖昧になってしまうことを経験しました。これからの学びに大きく影響する、主体的に学んでいける力の育成について、評価からではなく、実際にどのようにこの力を育んでいける学びの場を提供できるかが大切なのだと思いました。今日も、貴重なお話をどうもありがとうございました。

・新年のpremiumセミナーに、最も関心のあるテーマでわかりやすくご講義いただき、参加させていただけてよかったです。

・要所要所にあるアクティビティーが知らないものでなおかつ手軽に隙間の時間にできるものでとても参考になりました。

・評価というのはどのようなものがあって、何のためにするのだろうかという観点からはじまり、課題を考えながら、これから先の、中学校と連携した評価まで、短い時間の中で、加藤先生に導いていただきながら、しっかりと考えることができました。大変有意義な時間でした。

・評価について、考え方の指針を示して下さってありがとうございます。子供が本気でコミュニケーションできる状況設定を工夫していこうと思いました。

・評価の新たな視点を頂きました。評価とは「次にどう活かすか?」個別最適化と、言葉だけが独り歩きしてるようでしたが、改めて「教師は何の為にいるのか?評価は何故するのか?」問い続けていきたいです

・今回もまた加藤先生のご講義に引き込まれました!自学したものの理解しきれなかった資料等も加藤先生に解説(料理(笑))していただくとストンと下りてきます。また事前に書き込み式のハンドアウトを配布していただくことで、見通しを持って臨むことができ、予習することで自分にとっての穴にも気づくことができ、正に生きて働く知識として習得することができるように思います。難しい講義内容が続いて頭が飽和してきたタイミングで、Do you have K? などのアクテビティでリフレッシュでき、集中力を保つためのTipもしっかり組み込んで下さってました。受講者側の視点を意識した構成のtipも教えていただきとっても有意義でした。本当に有り難いことだと感謝しています。

・特に読み書きの指導では、個々に応じた丁寧な指導が必要であることを再認識しました。また、知識・技能を測る問題なのか思考力・判断力・表現力等を見るものなのかを判断して問題を選んだり作ったりすることはいろんな実践例から学んでいきたいと思います。今回はそのような例を出してくださったのでわかりやすかったです。