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ZIPANG-6 TOKIO 2020~甲州和紙~山梨県甲府市の南に和紙の里があることをご存じでしょうか⁈

2022.01.10 13:55

2022年/小さな和紙の里の「新しい挑戦」とは?

山梨・市川三郷町の和紙の里が新ブランド「甲州和紙」を設定。


山梨県甲府市の南に和紙の里があることをご存じでしょうか⁈
山梨県西八代郡市川三郷町、市川大門・西嶋の和紙関係企業が結集し、2022年より、市川大門・西嶋を含む和紙ブランドを誕生させ、総称として、新たに「甲州和紙」と命名しました。 。


東京・日本橋、小津ギャラリーにてイベント開催 1/10~1/15


そのお披露目を目的として、金長特殊製紙株式会社(山梨県西八代郡市川三郷町・代表取締役一瀬清治)他6社は東京都中央区日本橋の「小津ギャラリー」にて1月10日から15日まで記念イベントを開催します。


山梨県の和紙の里は、市川三郷町を中心とする、市川和紙と西嶋和紙があります。


今回新たに和紙の新ブランドとして「甲州和紙」の名前を掲げるのは、市川和紙と西嶋和紙の2ブランド。山梨県西八代郡市川三郷町を中心とする甲斐の和紙の歴史は、奈良時代から始まるとされている。


山梨 古民家「澤之家」 市川大門は障子紙の生産地


書道用の和紙・画仙紙などが主な生産品の西嶋和紙


市川大門※の和紙は中世末以降、武田家の御用紙としてその保護のもと発展してきた。市川大門は現在でも日本一の障子紙に生産地とされ、また、西嶋和紙は長らく書道用の半紙や画仙紙を特徴として発展しきたものである。


※市川大門~和紙の歴史~

天平勝宝8年(756年)完成した、奈良正倉院の古文書には「甲斐の国より朝廷へ紙の原料となる麻が納められた」との記録があります。

延喜5年(905年)につくられた「延喜式」の文中にも「甲斐の国より紙が上納された」と記されています。しかし、これらの文書の中には甲斐の国とあるだけで、市川を表す箇所は見られない。

市川で紙漉が行なわれていたことは、平安初期に創建され、延暦23年(804年)平塩の岡にあった天台宗平塩山「白雲寺」の旧記に「平塩に九戸、弓削に七戸の紙漉あり」との記録がある。

また、甲斐源氏の祖、源義清が市川に入居の際、伴ってきた家臣の紙工「甚左衛門」が市川の紙漉の人たちに優れた技術を伝授したとも伝えられている。

市川手漉和紙は、長年にわたり改良を重ね、武田氏時代には、武田家の御用紙として用いられた。この和紙は「美人の素肌のように美しい」という例えで「肌吉」と呼ばれていた。

この和紙を漉く人たちを「肌吉衆」と呼び、緒役が免除されていた。武田氏滅亡後も徳川家の御用紙として幕府に献上され、「肌吉衆」は手厚く保護されていたのである。

武田氏、徳川氏の御用紙をつとめた市川和紙は、大きな技術革新を経て機械紙漉きの技術を確立し、和紙のもつ美しさ、強靱さを増すとともに民芸としての豊富なデザイン・新鮮なアイデアが加えられ、障子紙の全国シェア40%(日本一)を誇る地場産業の中心となっています。


 ■特化することがマイナスに作用することも。

一般企業において、何らかに「特化」することは一種の強みとなる。しかし、例えば西嶋和紙は書道用の半紙に特化した結果、書道人口の減少とともに生産数も減少し、今後何らかの変化を模索していかなければならない状況となった。


和紙と言えば、石州和紙・美濃和紙・土佐和紙・越前和紙が有名だが、山梨県の甲府盆地の南に位置するこれらの和紙の産地は知名度的には広く知られていないためにも、今後の生き残りをかけた新しい取り組みが必要とされているのである。


「我々は書道用の半紙等に特化してきたが、その特化が逆に足かせにもなってしまっている。今後我々は様々なことにチャレンジして変わっていかなければいけない」(西嶋和紙の関係者)


山梨の和紙の歴史は古くは奈良時代にさかのぼります。


■「甲州和紙」の名前で、日本・世界に進出していく

今回、まず市川大門・西嶋を中心とする山梨の和紙の里の総称として「甲州和紙」の名前を設定。


インテリア素材などの新素材。新たな挑戦をする企業も…


そして、今後はこの名前とブランドを広げていくため


プロジェクトとして今後の活動は、まず、今回のイベントにおいて「甲州和紙」の認知を目指す。
同時に産地の各企業は、新たな「甲州和紙らしさ」を、様々な製品づくりへのチャレンジを通して模索していく。


また、今後定期的に「甲州和紙」のイベントを開催し、日本だけでなく、世界への更なる認知拡大を目指す。



 ■イベント概要

会期: 2022年1月10日(月)~15日(火)

開催時間:
10日(16:00~18:00) 11日~14日(10:00~18:00) 15日(10:00~16:00)

会場: 小津ギャラリー(東京都中央区日本橋本町3-6-2小津本館ビル2F)

主催: 甲州和紙イベント実行委員会


■出展企業名

1.株式会社一秀製紙工場

2.金長特殊製紙株式会社

3.山一和紙工業株式会社

4.山叶製紙株式会社

5.有限会社山十製紙

6.宮本重男(手漉和紙職人)


 ■イベントプロデュース

SUPER PENGUIN 株式会社

代表者:代表取締役 竹村尚久(展示会プロデューサー)

設立:2005 年6 月2 日

所在地:〒141-0021 東京都品川区上大崎3-10-50 SEED 花房山405 電話:03-6417-4497

事業内容:展示会ブースデザイン、展示会集客セミナーの企画・開催


 スーパーペンギンは、日本の各産地の展示会出展をサポートする空間デザイン会社である。
今回のイベントの他、石川県や奈良県など様々な行政とタイアップし、集客や商品ディスプレイを解説するセミナーを開催、独自ノウハウにより、展示場内でもっと集客のできるブースをデザインするなど成果を出す展示会支援手法で、現地の産業のサポートを行っている。

今回の甲州和紙のイベントでは、会場構成、出展者の方々へのセミナー等幅広く支援を行っている。



鎹八咫烏 記
伊勢「斎宮」明和町観光大使
石川県 いしかわ観光特使



協力(敬称略)

市川三郷町役場
〒409-3601 山梨県西八代郡市川三郷町市川大門1790−3 電話: 055-272-1101



※画像並びに図表等は著作権の問題から、ダウンロード等は必ず許可を必要と致します。 



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