勉強は自分で出来るのだ。
小学生たちはここ最近特にテンションが高く、
今年最も力を注いで来た社会科については
学習方法を個々にしっかり決定して取り組めているようです。
だから、授業前には全部問題が丸になり、
要点にはマーカーが引かれていることもあります。
だから、授業時は特に質問が多いです。
授業前に80%くらいの知識はすでに完成しており、
普段見ているニュースとか親御さんとの会話とかで
ほとんど完結してしまっているのです。
予習シリーズを使い始めた当初は、自分で学習するという
意識がなかなか身につかずに、出来るのか不安でしたが、
今は全体としてこの教材を気に入ってくれており、
やはり社会はこの教材で正解だったなと。
ちなみに先日は「ダムって全国に何個あるの?」と聞かれ、
すぐに調べてみました。2753個(2016年)。すごい数ですね。
定義は「河川の流水を貯留し、又は取水するため、河川管理者(国土交通大臣または都道府県知事)の許可受けて設置する構造物で、基礎地盤から堤の頂上までの高さが15m以上のものをダムと定義しています。」
・・・だそうです。
だから、私は全部を授業する必要がありません。
こんな話をしておくと学習内容が深まるかな?とか、
この話は覚えておくと中学で楽しいだろうな、とか、
ここは丁寧に地形から考えさせると、地理的な
思考力が高まっていいな、とか。
質問が止まなかったら、もう全部話しきれなくても
多分この子たちは勝手に問題を解き、文章を読み、
対策までやってくるのだろうという信頼があります。
もちろん、親御さんたちにも。普段から
手伝ってくださっている親御さんは存じ上げており、
一緒に楽しく学べることをありがたく思っています。
ここ数ヶ月の小学生たちの興味は、
茨城、千葉ラインの県です。
農業でも漁業でも主役として登場し、
きっと工業でも・・・?と思っているようです。
”工場が置かれる土地のルール”の話からして、
「ほらやっぱりね!!!」ってなっていけばいいな、
地理的な思考を楽しんでくれたらいいな、と
楽しみにしています。
資源の話も終わり、小テストを終えると、
来週から、いよいよ工業地帯の授業に突入です。