昔の自分の声は嫌いだったな
先日の voice sample ではないが、もっと昔の地声を聞き比べてみると、子供と大人以前の違いがあって、これはこれで面白いなと。
ということで、今回は年代を遡って聴いてみていただくとしよう。
現在の地声(ホルモン治療6年)
2011年2月の演奏会のMC(ホルモン治療半年前)
中学3年時のコーラス部の演奏(オブリガート部分)&英語暗誦披露
重ねて言うが、すべて当時の地声。2011年結構ドス利いてるが、ドレス美人(www)がこの声だったので客席はざわめいたw
実は2000年頃まではほぼ中学時代の声のままだったんだが、突然声優になりたくてオーディションを受けた。その時に「少年の声出せる?」と振られて出ない事に気づき、甲高い所謂「アニメ声」が嫌いだったためにこれ幸いと独学で声を低くする訓練をし(要は普段から低いポジションで喋り続けてその発声を身体に叩き込んだだけ)、結果、40でホルモン治療を開始するまではずっとこういうドスの利いた声だった。
するとまぁ。
下支えというか余幅というか、歌う声にも変化が出て太くなったというかふくよかになったというか。なんでも余白は必要だぁね。
とは言えこの頃の声帯は女性仕様。女声の範囲内で高さが変わるのは、声帯の振動数が変わっているだけのこと。ホルモン治療によって男声になるという事は、声帯の厚みや大きさ・幅が変化することによって声質そのものが変わる(気質的変化)ので、根本的に違うわけである。
さぁ、声紋分析は同一人物と判断するか?
声変わりして、歌うにはかなり不利になったかとは思うが、ホルモン治療のせいばかりとは言い切れない部分多々あるのでそこは軽く流して、30代で低くした声・40代からの本気で低くなった声。
正直、気に入ってるぞ。
これでも男声にしては高い方ではあるが、まぁ身体も小さし細いしな。オレの後輩の某チェリストはもっと甲高い声だし。やはり彼も細いしな。それでも気質的にやはり女性の声とは違うなと。