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"The Celebrity 秋号(2017)" チャニョル インタビュー訳

2017.09.29 17:38



4時間の撮影を終えたあとインタビューをするためにチャニョルと向かい合って座る。

先ほど撮影していたときとは全く違う顔つきだ。

おとなしくもありおちゃめで明るい一面もあるが、もの思いにふけるそんな姿。

最近のチャニョルの日常についてお話を聞いてみた。





_今日の撮影はどうでしたか?

チャニョル:思ってたより早く撮影が進んだので大変ではなかった。僕はライブが一番好きなタイプだけど、雑誌撮影もそれなりの良さがあるみたい。



_EXOという名前で数々の公演を行ってきた。その中でライブをするときは観客をどのくらい信じているのか聞いてみたい。チャニョルにとって観客はどんな存在?

チャニョル:観客を100%信じる。僕自身もステージの上で披露したいことは100%披露できると信じてる。ステージをこなすには観客とのそういった信頼が非常に大切だ。僕にとって観客はステージに上がる原動力。みんなが見守ってくれるほどエネルギーが湧いてきてステージでの爆発力になる。小さい頃から周りの人たちに注目されていたという話を聞いたことがある。注目されてみんなの前に立つことが好きだった。ある意味ピッタリな職業を選んだと思う。



_今日の撮影では様々な色の照明を使って善悪が共存するどこか神秘的なイメージを見せてくれた。でもこうして向かい合いながらお話をしてみるとまた違った雰囲気で。明るい少年のようで親しみやすい。

チャニョル:普段からよく喋るおしゃべりマンだ。撮影をするときも騒ぐほうだけど今日はメンバーがいなくて一人での撮影だからかおとなしくしてた。意外と人見知りでもある。



_EXOのチャニョルではない、一個人としてもこの数年間で一気に成長した気がする。

チャニョル:多方面でたくさん成長したと思う。ほぼ毎日のようにライブをしていたからなのかライブにも慣れた。余裕ができたというか。前はあれこれ忙しくて落ち着く間もなかったけど、最近は忙しい日程の中にも一人で考えにふける時間を持つことが多くなった。大人へと近づいている気がする。デビューしてから半ばまでは忙しさに疲れたりもしたけど、最近では睡眠がとれないくらい忙しくてもむしろ楽しい。時間は過ぎても確実に得られるものがあるという肯定的な考えです。




_"ハッピーウイルス"、"性格美男"、"パク多情(情深い)"といったあだ名があるほど肯定的で積極的だと聞いた。本当の自分はどんな性格?

チャニョル:ファン達が思っている性格の70~80%は合ってると思う。デビューしたての頃は明るくて楽天的だと思ってたけど、時が経つにつれて真面目な一面も出てきたみたい。人が少なければあまり喋ったりはしないタイプ。おまけに、よく一人で音楽作業をするんだけど考える時間が増えた。作業をすればするほど一人でいることに慣れていった。



_主にどんなことを考えてるの?

チャニョル:今までどう生きてきたか。この先どう生きたいのか。それから今の自分は何をしたいのかなどについてよく考える。そして考えていた通りに実践しようとする。したい事をしないと気が済まない性格だ。



_最近ハマっていることは?

チャニョル:レジャー活動にハマっている。今年の初めに予定されていたスケジュールがなくなり思わぬ時間ができたので3ヶ月間スノーボードに打ち込んだ。ボーリングにハマって毎日20時間ボーリング場に入り浸ったりもした。意欲に溢れていて勝負欲が強いほうなのでひたすらボーリングに没頭した。今はちょっと自制してるけど。ゴルフもした。運動は好きじゃないけどスコアが目に入れば負けたくないから熱心にするようになる。



_いま話したことはすべて自分との闘いが重要なことばかりだ。

チャニョル:競技の負けは認める。ゲームに負けると相手に腹を立てるよりも自分にガッカリすることが多い。なんで俺はこれが出来なかったんだという自壊心が生まれる。



_明るくてポジティブなイメージが強くある。そんなイメージから抜け出したくはない?

チャニョル:昔は、明るくてポジティブなそのイメージが僕の追求する音楽にとって先入観になるんじゃないかと思って抜け出したかったけど、最近はそういうことに関係なく自分のしたいように音楽をする。こういうのが好きな人もいるはずだから。といったマインドで楽に生きている。



_ネズミ捕りにかかったネズミを飼いたいと言ってお母さんに怒られたというエピソードを聞いた。動物が好きなの?

チャニョル:動物は家族同様。小さいときからいつも生き物と一緒に過ごしてきた。今は忙しくて飼えないけど実家で犬を飼ってるので帰るたびに一緒に遊んでる。悲しいことに昔はなかった猫アレルギーを発症しちゃったので気を付けている。



_低音が心地よい。普段歌うお気に入りの一曲は?

チャニョル:歌うことが好き。チョン・ジュニル先輩の「抱きしめて」をよく歌う。この曲を自分のスタイルで歌ってインスタにアップもした。ラッパーとして知られてるようで歌うとビックリする人もいる。昔は歌でも認められたかったけど、いまは別にその一面を見せるためにあえて焦燥感を感じる必要はないと思っている。



_焦りをみせないということは成熟したという意味でもある。きっかけはある?

チャニョル:せっかちな性格だ。何でも急ぎたいし、じゃないとイライラするタイプだった。きっかけと言われると、時間に余裕ができて習い始めたボーリングが些細ながらもきっかけになったかもしれない。玉のコントロールが上手くできないのを克服できず朝方までのめり込んでたけど、2ヶ月休んでからふとまた始めてみるとコントロールが上手くできた。"出来るに越したことはないけど、出来なくてもまたいつか出来る日が来るでしょ"という風にマインドコントロールをする。性格は変わらないものなのか今も変わらずせっかちだ。



_心に響く歌は?

チャニョル:以前は分からなかったけど最近になってすごく好きなのは"The Black Skirts"と"イ・ソラ"先輩の歌。検索して歌を聴いてるといつの間にか感性に浸って僕のなかに何かがスッと入ってくるような感じがする。



_今のプレイリストが気になる。

チャニョル:Amy Winehouse,Migos,Aerosmith,Beatles,Led Zeppelin,AC/DCなどなど。最近観たアニメ<君の名は>のOSTも入ってる。



_<君の名は>の良かったところは?

チャニョル:日本映画が持っている繊細な感性が好きだ。新海誠監督が仕掛けた罠に僕が見事に引っかかるみたい。映像も美しいけれど何よりもファンタジー要素が現実味溢れるようにストーリーに表れていて良かった。物凄い出来事が起こっていたのに主人公は忘れているのが悲しかった。



_2012年にデビューして、5年目アイドルとしての音楽的な変化に対する望みはある?

チャニョル:EXOはデビューしてからこれまで常に新しくトレンディーに変化する姿を僕たちだけのカラーで見せてきた。アルバムごとにメンバー達も目に見えて成長していった。会社との信頼があるからこれからもずっと成長していけると思う。個人的にも音楽への情熱は大きい。いま何かしなければとは考えず思いつくままに面白くて楽しい音楽がしたい。焦燥感のある欲ではなく、なんというかただもっと上手くやっていきたいという欲だ。



_音楽的に影響を受けるものは?

チャニョル:周りの環境。音楽に長けている人たちをみると、その人たちのように上手くなりたい欲望が湧く。尊敬するアーティストに会ったり素敵な公演を見ても意欲が湧く。最近は音楽作業をする前にたくさん祈る。祈りながら考えをまとめて落ち着いた状態で作業に入る。



_好きなアーティストは?

チャニョル:Jamie Cullumのファンだ。ピアノを弾く姿も格好いいし声も素敵。ピアニストのユン・ソクチョルさんの作業も好きだ。「ピアノの神だ」と思うくらい魅力的。一緒に作業もしているけど学ぶ点が多い。色んな音楽ジャンルが好きだけど昔からずっと聴いているのはロックとジャズかな。



_正規4集<The war>では作詞に参加した曲があるが本人のエピソードなの?

チャニョル:そうではない。"Sweet Lies"は僕とはかけ離れた内容だ。"自分が悪い男だったら"という想像をしたけど、僕とは合わないスタイルのお話なのでちょっと大変でした(笑)G.soulが作詞作曲の基本枠を作るんだけど、初めてメロディーを聴いたときにこういう雰囲気のストーリーが似合う気がした。



_”顔面天才”とも呼ばれているが鏡をみたとき何を思う?

チャニョル:認める(笑)鏡をみるとたまに誇らしくもある。普段からモノトーンカラーの服を着てあまり着飾ったりはしない。あるときから肩の荷が下りたんだけど、「こうやって着てもいけるんじゃ…?」から始まって今ではラフを貫いてる。作業室・ボーリング場・家の行き来だからラクな格好が何よりもいい。だから普段は特に気にも留めないけど、スケジュールの日にメイクをして鏡を見ると"やっぱさすがだわ"って思うね。(一同爆笑)



_しかもロンドンでもスリッパを履いてたし、今も履いてるね。

チャニョル:そうそう。あの時に履いてた靴とズボン。ラクだから着てるのにロンドン現地の人たちは驚いてた。よそ行き用だと言っておいた。



_アーティストとしてはステージで躊躇しないけどステージを下りてカメラの前に立つと恥ずかしがる人もいたりする。一方ステージでも輝いて芸能人としてバラエティやドラマなど様々な挑戦を楽しむ人もいる。チャニョルはどっち?

チャニョル:前者に近い。バラエティに出ても緊張してないように思われがちだけど人見知りするほうだから馴染むまでに時間がかかる。それなりに努力はする。新しい一面を見るのが好きなので新しい分野に挑戦することは常に好きだ。



_全世界いろんな場所に行ってソウルに帰ってくるとどんな感じ?

チャニョル:外国にいるとき違和感を感じたりはしないけど、ソウルに戻るとまず「あ~!家に帰ってきたんだな」と感じる。仁川空港に着いてスマホの機内モードを解除するとWi-Fiがよく繋がっていい。海外に行ってもあまり出かけたりはしない。



_最後の質問。最近インスピレーションを受けたのは何?

チャニョル:自分自身。自分が特別だとかではなく自分についてたくさん考える。すべての物事の最後は自分で締めくくる。すると僕が本当にやりたい音楽に対するインスピレーションが浮かんだりする。





〔 訳:xiu0348