141. はまさん、ありがとうございました - 2022.1.10
チームACC(腺様嚢胞がんの方々のコミュニティ)のリーダー、はまさんの告別式に参列させて頂きました(1/10)。
はまさんは、前に、ニコット(頭頸部がん患者と家族の会)の副会長でも、いらっしゃいました。
また、ニコットのスマイルほか本当にたくさんのデザインをしてくださいました。デザインはシンプルで前向き。元気づけられるもので、はまさんご自身をかたちにされていたかのようです。
告別式は、12:30~13:30 とのご案内でしたので、お焼香時の密を避けようと、あえて13:10 頃、お寺に参りました。お焼香のお部屋は、片付けをはじめられていて、間一髪でした。
御遺影は、もちろんラベンダーリングでした。帽子もおしゃれ。素敵な自然な御たたずまいです。
御棺にお花を置かせて頂きましたが、安らかなお顔の近くに置かせて頂きました。
ゆっこさんからの皆さんへのお話しのなかで、はまさんの御加減の年末から年始の急変について、経緯をご紹介をしてくださり、涙が止まりませんでした。
最後までお勤め先の籍をおかれ、リモートワークでメールを確認されたり日課を勤められた。
がん関係のネットワークのことも本当に大事にされていらっしゃって、わたしが、ゆっこさんのことを労わなければならいなのに、逆に、ゆっこさんより、ニコットよろしくお願いします、と応援を頂き、はまさんからお声かけをいただいたようで...涙。
昨年2021年9月、リリーオンコロジーキャンパスのインタビューの関係で、わたしのがんサバイバーシップの思い出の写真の2枚のうちの1枚を、2017年のJCFの、はまさんとのツーショット写真にしたくて、事前に、よいかどうか、はまさんに確認し、(もちろん)ご快諾を頂きました。思えば、それが個人的な最後のメッセージのやり取りになってしまいました。
リアルは、2019年12月14日のニコットの忘年会が最後でした。
わたしは舌がんになって、治療は一通り終えたものの、結果的にはステージ IVa で、あぁもう駄目かもしれない、と思っていました。2016年の11月、私の退院から半年くらい(復職して1ヶ月ちょい)の頃、がんノートへの寄付のリターンで、ディナー会に参加しました。
そこで、司会をされていらっしゃった、はまさんと出会いました。
お手すきそうにみえたとき、思い切って話しかけ、わたしが舌がん経験者と伝えると、すぐその会場におられたJさんを紹介して下さり、また、年明けのニコット新年会(2017.1)へと、つながりました。
訃報に接して多くの方々が偲ばれていらっしゃるように、はまさんは、ほんとうにやさしくて、いつも誰かを心配して声をかけてくださるかたでした。
わたしは1度、はまさんの御自宅におじゃまさせて頂いたことが幸運にもございました。2019年8月30日。
猫舌堂のスプーン・フォークの最終確認みたいな感じのお試し(モニターというのでしょうか)で、何人かのみなさんと(ACCのかたがたと)、ゆっこさんの美味しい手料理を頂きながら、猫舌堂のカトラリーの今後の展開についてワイワイお話ししました。
プリンちゃん、ブランちゃんも可愛いかった(わたしはすみません、どちらがどちらかわかりませんでした...)
あのとき、はまさんは肺転移とおっしゃっているけど、このまま何年も、それこそずっとこのまま過ごせるのかと、根拠もなくわたしは思ってしまいました。
はまさんがいらっしゃらなければ、自分だけが何かたいへんな病気になってしまった、という暗闇のなかにいたままでした。
はまさん、本当にありがとうございました。男同士で変ですが、大好きです、という感じなのです。私にはできないことなのですが、どなたに対しても、やさしさや、お気遣いをおもちなので、たぶん私の憧れなのです。
どうぞ安らかにお休みください。いったんは、さようなら。でも、またお会いしましょう。
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蛇足ですが写真1点。わたし今、転勤で雪国に単身赴任しており、1/10の告別式への参列をさせて頂いた後の、高速道路からの景色です。
本当に辛くて悲しいけれど、おかげさまで生きることができています自分は、自分の仕事をしないといけないとは思います。