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岡山出張記

2017.09.30 10:20

先日の水曜日のお休みと木曜日の臨時休業(ご迷惑おかけしました。)に岡山はデニムで名を馳せている産地、児島に出張で行ってまいりました。

僕自身は初めての岡山、もともと古着屋で修行させていただいていたこともあり、児島はとても氣になっていた場所です。

The Dawn B、デザイナーの荒木さんが生産でお世話になっている工場のほうにお邪魔させていただきました。

工場にはコレが飾ってありました。

ここで働いている方も、皆さん暖かい心持ちで、さすが荒木さんがほれ込んでいる工場だなと確認しました。

そして実際の現場のほうを見させていただきました。


動画もとったのですがアップデートできなかったので割愛させていただきますが、熟練の職人さんが一つ一つ、丁寧に、心を込めて生地を縫い合わせてきます。

洋服の仕事に携わって、初めて実際の現場の仕事を見させていただき、感慨無量でした。

何より、縫子さんの想いがこもる手仕事に心を打たれました。

普段何気なく袖を通している服もこうやって作られているのだなと思うと、たかが服とは思えない気落ちになります。

働いている方からもいろいろな児島の歴史や服のこと、そして現場の想いを聞かせていただき、僕にとってとても貴重な体験になりました。


そして次は洗いの現場に。

裁断された生地が縫い合わせられ、ここに持ち込まれます。

ここには今季リリースをされるだろう服たちが届いており、ここの現場の職人さんたちによって洗い加工がされていきます。

ただ洗って乾かすのではなく、生地によって洗いの時間を変えたり、乾燥の仕方や今の気温や湿度などで細かく調整されています。

洗いの時間によって色合いが変わることもあるので、秒単位で油断のできない作業。

職人さんたちが次々に手早く動いています。

仕上げ前の工程でもあるのでミスは許されないという重責もあり、緊張感のある現場です。

やはりここでも一点一点が丁寧に心を入れて作業されていました。

また児島といえばデニム、染色の現場も見せていただき、ここでも一つ一つ染めていき、またムラが作業工程上どうしても出てしまうので、確認し、染め直す。

濡れた繊維は重くなりますので、それを持ち上げて染める、重労働ながらも一人の職人さんが丁寧にこなしていきます。

僕もDIYで染めはやったことがあるのですが、職人さんの仕事は2次元以上の差を感じました。

一つの服にここまでの人と手間、そして気持ちが入っていることに、自分自身が服をお客様に伝える役割としてもっとできることがあるし、成長しなくてはという気になりました。

そして僕が伝えていきたいのは服を通して福がある。

こうやって自分が好きなことに関わっていることが幸せなことだなと。

僕が想像していた以上に児島はSPIRITあふれるSPIRITUALな現場でした。


最後は児島は倉敷市にあり、倉敷の観光の名所、美観地区にもお邪魔しました。

とても心地の良い空気が流れており、当日は天気は曇り気味でしたが、歩いているだけで心が晴れるエリアです。

民藝という概念の発祥の場としても知られているらしく、古来からあるもの、残っていくものを伝えていくROOTSです。

短い時間しか滞在できなかったので、また是非お邪魔させていただきたい場所です。


夜はお世話になる熊本社長に瀬戸内海の海の幸などいろいろとごちそうになりました。

瀬戸内海で育った魚は、身がしまってうまみも濃く、現地の人でしか味わえないものをいただきました。

男気あふれる社長の気持ち、波動がビシビシと体感させていただきました。

この場を借りてお礼申し上げます。



夜の倉敷も昭和を感じさせるノスタルジックな雰囲気で、懐かしい気持ちになります。

夜でもスピリチュアルなご縁があり、倉敷の奥深さにやられます。

ageではないのですがカエルもいました。

本当に素敵な街です。

一泊二日でのとても短い時間でしたが、かなり濃い時間を共有させていただき、本当にありがとうございました。

間違いなく自分の糧になる出張、そしてこの糧をお店のほうでお伝えできたらと思います。

本当に色々とお世話になりました、ありがとうございます!


森羅万象

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