お菓子の頂き方
2017.09.30 12:25
茶道の作法と聞かれたときには、お菓子の頂き方とお抹茶の頂き方を思いうかべる方が多いのではないでしょうか。
体験のお教室ではまずはこちらの作法を行っていただています。
お菓子は、お菓子器とよばれる器に何名様分(基本奇数)が一緒に運ばれてきます。
奇数は古来の中国での陰陽の陽の数字、縁起のよい数字とよばれていたからと言われています。
まずは右隣の方から順番に菓子器の中のお菓子をとります。
お菓子は黒文字(くろもじ)でお懐紙とよばれる紙の上にとります。
使用した黒文字は、懐紙で清めまた菓子器の上におき左隣の方へお渡しします。
黒文字(くろもじ)とよばれるのは、黒文字の木で作られているからです。
同じように、お菓子をたべる菓子きりも黒文字で作られているものが多いので、黒文字とよぶことがあります。
お菓子はお抹茶を頂く前に全て食べきります。
実際には黒文字の扱い方やお隣の方への「お先に」との言葉も一緒にお伝えをしております。