【レース展望】凱旋門賞
昨年の凱旋門賞は異例のHペース、異常なグリーンベルトと再現性のないレース質となったことで、結局は総合力&チームプレイが大きく結果に反映され、Galileo産駒のオブライエン厩舎が上位独占となった。今年は仮柵の対応も変わりグリーンベルトは和らげる方向で、強力な先行馬が不在であることから昨年のようなレースにはならないだろう。
そうなれば地元の利で圧倒しているフランス馬を狙うのがベター。今年は明らかに強い馬がおり、エネイブル vs オブライエン厩舎という構図が巷で取り沙汰されているだけに、フランス馬の穴狙いで馬券を組み立てたい。
本命はエネイブル。この馬を本命にするからには頭固定で買いたい。
GⅠ4連勝のレースぶり・馬場状態などを考えれば死角が見当たらない。少頭数でしかレースをしておらずモマれる競馬がどうかというのはあるが、シャンティ競馬場はスタートしてすぐに左に曲がるコースであり位置を取りにいくのに多少の猶予がある。昨年のデットーリはまさにそれを狙った騎乗をしており気にすることはないと見た。
対抗にクロスオブスターズ。
凱旋門賞で毎年好走馬を送り出しているファーブル厩舎は注意したい。本馬が崩れたのは遠征した英ダービーだけで、今年は①①①②着と本格化してきた上がり馬。前走は直線で前が狭くなり追い出しが遅れた印象で内容的には悪くなく、前哨戦②着と使って参戦したファーブル厩舎は不気味だ。
単穴にザラック。
母は凱旋門賞馬ザルカヴァでスケール感はここでも負けていない。昨年の仏ダービーではアルマンゾルの②着で、今年のガネー賞・サンクルー大賞がその頃を彷彿とさせる末脚を見せており、2000~2400がベスト距離な印象を持った。今まで馬場が渋った方がパフォーマンスが上がるのも納得がいき、追走に苦労せず上がりがかかる方が良さそうだ。
Dubawi産駒はマイル戦線で活躍馬を多く輩出しているが、Dubawi×Zamindarで配合も似ているニューベイは凱旋門賞で好走するなど2000~2400で活躍しており、この距離で一発もありそう。
◎エネイブル
○クロスオブスターズ
▲ザラック
注オーダーオブセントジョージ
△ブラムト
△ユリシーズ
△カプリ
×ウィンター
×アイダホ
×チンギスシークレット
【買い目】
3連単 ◎⇒○▲⇔○▲注△×を本線に重ね買い
サトノダイヤモンド・サトノノブレスは応援します!