大ヒット青春群像映画『サニー』、日本でリメイク。主演は篠原涼子&広瀬すず。
韓国で2011年に観客動員740万人を記録した「サニー 永遠の仲間たち」(カン・ヒョンチョル監督)が、舞台を日本に移し、「SUNNY 強い気持ち・強い愛」のタイトルで映画化される事が明らかになった。
1990年代のJ-POPや流行のファッションをちりばめながら脚本を再構築し、篠原涼子、広瀬すず、真木よう子、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美という豪華女優陣が結集する。監督は『モテキ』『バクマン。』などの大根仁。
日本では12年5月に封切られた韓国版は、ボニー・Mの「サニー」、シンディ・ローパーの「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」、映画「ラ・ブーム」でおなじみの「愛のファンタジー」など、70~80年代を代表する洋楽ヒットナンバーの数々が見る者たちの“追憶”を刺激し、日本でもリピーターが続出した。
大根版でも青春音楽映画としての世界観は踏襲しながら日本の“色”を出し、夢と刺激で溢れていた高校時代と、かつての輝きを失った現在の2つの時代が交差して紡がれていく。 映画は、主人公の奈美(篠原)が、末期がんに侵されたかつての親友・芹香(真木)と再会を果たすところから物語が動き始める。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」。女子高生時代の仲良しグループ「SUNNY」のメンバーとの再会を熱望する旧友の願いをかなえるため、奈美が動き出す。芹香との約束は、かなえる事が出来るのか……。約22年の時を経て、強い気持ちと愛が再び“彼女たち”を輝かせていく。
メガホンをとる大根監督は、「90年代後半、20世紀最後のどんちゃん騒ぎを象徴する存在である“コギャル”のことはいつか物語にしたい」と思っていたという。それだけに「彼女たちがアラフォーになる今、機は熟したのかなと。そして女優だらけの映画を熱望していた僕にとっても『SUNNY』は最良の題材。ベスト&ゴージャスなキャスティングに武者震いしていますが、愛しさと切なさと心強さにあふれた、最高に楽しいパーティームービーを目指します!」と意欲をみなぎらせている。
一方、韓国版『サニー』で主役のシム・ウンギョンは今年4月に樋口可南子、満島ひかりらの所属する「ユマニテ」と業務提携という形で契約。日本での活動が期待されている。