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右寄りに生きる

責任を取って辞めるな

2017.10.02 21:30

この日本の文化の中に、責任を取って辞める。という妙な風習がある。


政治家が悪いことをすると、責任を取って辞職します。という。


経営者が不祥事を起こすと、責任を取って辞めます。という。


はたして、その人たちは責任を取ったのだろうか、

会社を辞めて悠々自適に暮らしているのではないだろか?

その人達が、辞めて誰が報われたのだろうか?


責任を取るとは、そんな簡単な事なのであろうか、

責任を取るとは、そんな簡単な事ではない、


責任を取るとは、

二度と同じ過ちを繰り返さぬよう努め、

絶え間ぬ努力を繰り返し、

そのおこしてしまった損害を上回る、

利益や幸福を生み出す事である。



もう死ぬ気で働き、もうみんなが、

君は良く頑張った。

そこまで頑張れば、あの事件は帳消しにできる。


そう思われた時、責任を果たした事になる。



それが本来の責任を果たした事になるのに、

それが現代では、辞める事が潔いみたいな風になっている。



潔くはない。

責任を取れないので、責任を放棄します。と言っているのだ。



東京電力の社長が辞めて、誰が喜んだんのであろうか、

もしも東京電力の社長が、

『責任を取って、残りの人生をすべて自ら現場に行き除染作業に費やします』

と言えば、この人はたいしたものだ。となったであろう。




責任を取るという事は、選択肢の中で一番辛く険しい道を選択する事なのである。

何十年も我慢する事なのである。



現代は責任と言う言葉が軽くなっているのである。