リハビリテーションのために大事なこと
リハビリテーション理念について考える機会を頂いたので少し私なりの考えを書いてみたいと思います。視点としてはソーシャルビジネスの視点です。
リハビリテーションに関わる人にとってあまり馴染みのない分野かもしれませんが臨床を離れ起業を通しての私なりの意見です。でも、本当は皆さんもガッツリ関わっている分野です。
臨床をしていたのは4年前まで。
現在は仲間と起業して4年が経ちました。
そのため今回のテーマである【リハビリテーションのために大事なこと(手段、環境)】についての考えは臨床寄りの考えではなく社会課題をビジネスで解決するソーシャルイノベーターという視点で書いています。
リハビリテーションの理念と定義はWikipedia先生に説明してもらうとして、それらを少し違う角度から私なりの考えを伝えていきたいと思います。
社会から観たリハビリテーションの環境と手段
まずはリハビリテーションの環境についてです。
リハビリテーションという言葉すでに汎用化されており、その解釈は使う側、受け取る側のそれぞれの自由となっていることが現状です。
リハビリテーション=治療?マッサージ?体操?
リハビリテーションの世界に携わっていた私(理学療法士)がその考え方、捉え方は違うと説明してもそれ自体に意味はありません。
その理由は、患者さん(受け取る側)が求めていることは、辛い状況や酷い痛みを一刻も早く解決して欲しい。という一点に尽きます。この場合、リハビリテーションの本当の意味はあまり重要ではありません。これはリハビリテーションという言葉の認識は曖昧であるが故の現象だと思います。
そのため、少し強引な言い方かもしれませんが、受け手側(患者さん)はリハビリテーションという言葉やその意味に強いこだわりを持つことはありません。これは、ビジネスで言う顧客が求めている価値とサービス提供者側の提供価値の違いです。お客様はドリルが欲しいのではなく穴が欲しいのだということと同じです。
つまり、患者さんはリハビリテーションの概念や理念について知るためにそこに居るのではなく本当に求めている価値は辛いこの状況を解決して欲しいだけなのです。
辛い痛みや現状を解決する?そんなことは当然だ!だからセミナーに行き知識や治療技術を磨いている!という声が聴こえてきそうですが、しかし、理学療法士の本来の役割りは目の前の辛い痛みや現状を解決するだけではないと思います。
私は、理学療法士の知識や治療技術は多様化していく中でリハビリテーションの本質が薄くなっているに感じます。そしてその役割りはすでに医療機関内だけに収まらなくなっています。
これからの私たちの環境と手段
先ほども述べたように、現在、理学療法士の多くは患者さんが求めている価値を判りやすい部分(辛い状況と痛みを解決する)だけ捉えて提供価値としてそのまま知識と技術を出しているだけに過ぎません。それでは、街中に存在する整体や整骨院と何ら変わりません。
理学療法士が提供する理学療法はリハビリテーションの一つの手段ですが、その根幹にリハビリテーションの概念や理念があり、その上で社会全体を捉えなければなりません。
そして、私たちにとって大切なのはここからです。
私たち理学療法士は患者さん、行政、企業と一緒になり社会を創っていかなくてはいけません。
医療機関や介護施設に勤めているとなかなか気付かないかもしれませんが、私たちの知らないところで患者さんが救われる多くの技術が生まれ世に送り出されています。また、全ての人がその人らしく生きていけるように社会を整備する行政の動きもあります。
私はその環境に理学療法士も参加するべきだと考えています。それは、地域包括というシステム以外の世界です。
臨床を離れて強く想うところですが、一部の理学療法士を除き、私たちの環境は閉鎖的です。私たちは知らないだけで私たちに取って代わる技術や環境はどんどん生まれています。
未来の仕事で生き残ると言われている療法士の仕事ですが、おそらく現状の仕事内容では無いでしょう。ここ数年で機能訓練や痛みのコントロールなどはVR技術やAI技術が私たちよりももっと素晴らしい穴を提供してくれることは間違いはありません。
私たちがこれからリハビリテーションの一端を担い続けると考えた時、様々な形で社会に貢献する方法を模索していく必要があります。それは行政や企業、NPOとのコラボであったり起業する方法だったりと形は様々です。
キーワードは、皆が平等に住みやすい社会を創るです。
ノーマライゼーション(詳しくはWikipedia先生へ)の考え方そのものですが私たちはもっと積極的に関わっていく必要があります。そうでなければ頭でっかちリハ先生と呼ばれ続けてしまいます。
顧客が求めている価値以上のものを
顧客が求めている価値は、これからも急激な変化をしていきます。私たちはこれから求められている価値に対してそのままサービスを提供しているだけでは、存在価値を失っていくことになります。
これからは、顧客が感動するほどの価値を提供することを考える必要があります。
それは先ほども伝えたことですが私たち療法士はもっと積極的に社会を創る側に回り社会に関わっていく必要があります。
専門領域の枠に社会創造理学療法士が有ってもいいですよね?
リハビリテーションに大事なこと(手段と環境)についてまとまりなく続けましたがこれで終わりにしたいと思います。
手段は多様に存在し環境は急激に変化していく。そして、理学療法士がこのままでは存在意義がなくなるという現状把握から未来に向けてのキーワードは皆が平等に住みやすい社会を創るという締めでございました。
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