小林秀雄をちょっとだけ読んでみた。
2022.01.11 02:15
高校卒業するまで読書という習慣がほぼ無いに等しい人間でした。
卒業後は京都で浪人生活したんですが、勉強そっちのけでレコード屋、大きな書店や古本屋に入り浸り。 さすがは都会!品数が違うぜ!^_^
元々本には興味があったし受験対策で必要なこともあって沢山本を読むようになりました。
(読解力は置いといて。^_^; )
読了後の充実感はあったので、読書を嫌いにはなりませんでした。
(実際、今もいわゆる読書家の人ってカッコイイと思ってます)
受験対策で有名なのが、小説では夏目漱石、森鴎外などありましたが、評論では小林秀雄がダントツでした。
「無常という事」、「モーツァルト」、「Xへの手紙」とか。
それで僕も文庫本を買ってみたんです。
ワ・カ・ラ・ン!!
何書いてるかサッパリ分からん!
文章も、「えー、こういう書き方するかなあ…。違和感めちゃくちゃある…」とまあ大先生の文章に文句タラタラ。
後に音楽評論家の中村とうようの文章に「小林秀雄の文章は悪文だ!」というのを見つけて、「なんだ、そうなんだ!」と自分を納得させたのでした。
それで、何十年も触ることがなかった新潮文庫の小林秀雄さんですが、ホントに気まぐれで読んでみたのです。
あれ?全く読めなくはないじゃん。ふーん。 てな感じになりました。
しかし、コイツ文句ばっかり言ってるなあ。ケチつけてばっかりじゃん。
こんな奴がいたら「物事はもうちょっと明るい面も見たほうがいいよ」とか言ってしまいそう。本気でカウンセリング勧めてしまうなあ。
大先生を相手に何言ってんだ…。
女性関係ですったもんだした後に書かれた作品のようで、めちゃくちゃ落ち込んでた時期だったせいもあるんでしょうね。^_^;