アメリカでの出会い
9月から10月いっぱい、テキサス州ヒューストンに出張です。4日目。
もう6回目の出張とはいえ、なかなか生活のリズムをつくるのは大変です。新しい仕事、衣食住など。
そんな中でも、いつも欠かさずやっている空手の稽古を、アメリカでも同じようにやると、自然と落ち着きを取り戻せます!
今日は、面白い出会いがありました。
毎回出張でここに来るたびに、NASA隣接の施設の会員となり、空いている運動室を借りて自主稽古を行います。普段の筑波稽古と同じように、準備運動、基本動作、普及型、ピンアン、小林流の型をひととおり。
稽古を終えて更衣室で着替えていたところ、なんと、黒帯を締めたおじいさんが入ってきました。
アメリカでそんな人をみるのは初めてです!思わず、「Are you Karate teacher?」と声をかけたところ、
「No, I'm sutudent」と、先生ではないらしいです。78歳。空手歴35年。
お互いの空手の紹介、自己紹介をしたところで、そのおじいさんが今習っている先生を紹介してくれました。先生の名はKevin Funakoshi先生というそうです。
"ふなこし"!?
なんと、空手発祥の沖縄から日本本土に空手を伝えた船越義珍(1868年-1957年)の親戚にあたるそうです。
Kevin船越先生とも、色々とお互いの空手を紹介し合い、私の学ぶ小林流についてもお話しました。お互いに学んでいる流派に違いはあるものの、交流を兼ねて次回のKevin先生の稽古に参加することになりました。予想だにしない出会いと展開でした!
大事なのは、日常で継続して行っていることが世界のどこでどんな風な出会いにつながるかわからないもので、ちょっとした偶然、きっかけで仲間ができるチャンスはあるということだとつくづく思いました。筑波で日々稽古をしていることも、遠いアメリカでこんな風に広がることがあるんですね。貴重な経験となりそうです。