薬局ブログ 1/15 「寒の入りを過ぎ…」
1/5は寒の入り、これからが寒さ本番といわれます。
実際に先週はかなりの量の雪が積もり、お怪我をされた方も多かったよう。
皆さまは安全に過ごせましたでしょうか・・・?
さて、新型コロナウイルスもオミクロン株といわれる変異株の話題で持ちきりです。
いかに感染を拡大させないかを一人ひとりが意識して生活することが求められています。
今回は感染症の正しい理解とポイントについてお話したいと思います。
まず、”感染”と聞くとどんな状態が思い浮かぶでしょうか。
高熱や咳、喉の痛みが出ている状態?
ウイルスや細菌が鼻や口の粘膜にくっついている状態?
学問的には「感染」とは病原体が定着し、増殖を始めた状態のことを指します。
また、「発症」とは病原体に感染した後、咳や発熱、咽頭痛などのなにかしらの症状が出た段階のことを指し、この間のラグを「潜伏期間」と呼んでいます。
感染が成立するためには感染源・感染経路・宿主という大きく3つの要因があります。しかし、逆をいえばこの3つのうち一つでも欠ければ感染は成立しないということになります。
まず感染源、現状では対ウイルスを想像することが多いでしょう。この存在がなければ移りようがないことになります。いたるところに置いてある消毒や手洗い等はまずこの感染源をなくす意味を持ちます。
次に感染経路です。接触・飛沫・空気感染など様々な種類がありますが、各々の経路に対応した防護(マスクやフェイスガード等)をすることで移さない、貰わないといった予防となります。
最後に宿主です。いざ感染源が体内に入ってしまっても、鼻水や淡で外に押し出されたり、感染しても自身の免疫力が勝っていれば発症せずに治すことができます。そのためには日々の健康作りが大切です。
目に見えない敵が相手では対策を講じるのはなかなか大変なことです。
ただでさえ体調を崩しやすい時期ではありますが、今後も感染予防・体調管理に気を抜かずに過ごしたいですね。