とりあえず順調
黒田相場と澄田相場は順調。4月末の選挙で達成感、かつ日銀緩和期待で上下し4月30日に緩和で一段高期待。
彼らは唐突に金融緩和を持ち上げたから注目せざるを得ない。
デフレ脱却に向けて、彼らの接点はおそらくこのポイントから始まるのだろう。
勝間和代が発起人となって著名人、政治家、エコノミストを集めてデフレ脱却に向けて協議した。この参加者の中には、浜田宏一(イェール大学教授)、岩田規久男(学習院大学教授)高橋洋一(嘉悦大学教授)嶋中雄二(エコノミスト)浅尾 慶一郎(みんなの党 政調会長)山本 幸三(自由民主党政務調査会副会長(財務金融担当)などが参加している。
安倍首相も、山本幸三や嶋中雄二をブレーンとしている点から考えても、4月30日の金融緩和は50%よりも可能性は上だろうと思う。
裁定買い残が積みあがり、日経平均の先高感が生じてきている。個人投資家もこれまで逆張りを続けてきたが、MRFには11兆円近くキャッシュが詰まれ、ノーポジ状態にある中、高値を買わなければ相場に乗れないということで順張りに転換中であると見られる。
ただ、確かに裁定買い残が積み上げられ過熱感が生じてきている(本日はファストリだけで47円上昇寄与)ため、警戒が必要。
短期筋の買いが入り、裁定買い残の積みあがりであればのちに相場は崩れるし、現在入ってきている資金が欧州経由の資金(中長期資金)であれば、息の長い相場ができるのだろう。
また、時価総額の比率で見る分にはまだ過熱感はない。
仮儒は、2013年5月をピークに低下傾向にある。これは、個人の信用買いが膨らまないのが要因であり、株高が続いているが個人は乗れていない。つまり、バブルとは程遠いと言える。
そして、このアベノミクス相場で個人が総強気になったポイントは2つしかない。
1つ、2013年4月の金融緩和
2つ目は、2014年10月の金融緩和である。
これに3つ目の金融緩和が加われば、当然個人は総強気になるのだろうと思う。
そして6月か9月に利上げ実施があり、相場の急落局面が訪れれば、相当に大きな上昇が始まると思う。