Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

global-wellbeing's News

🍀カウンセリングって何するの?

2017.08.03 10:45

カウンセリングってとっても身近なもの

カウンセリングに行きたいと思っても、大抵の人がまず躊躇するのは「どんなことが行われるのだろう」「重度の心の病気を持った人が行くところ」と思う気持ちからのようです。

古くからの伝統的な精神分析のイメージが強く、患者はカウチに寝かされて催眠状態の中で過去を延々と語り、それを分析していくといったイメージでしょうか。もちろんこのような自分でも普段気がついていない「無意識の作業(しわざ)」を重視する心理療法もありますが、現代の時代に生きる私たちには、そんな悠長なことを言っていられないことも現実です。また、「予防の概念」が定着しつつある現在は、重篤な症状にならないように予防カウンセリングを求める意識が高まっています。

このためカウンセリングの需要は高まるばかりです。実際のところ、複雑またスピーディに変化する現代には、個人個人の生活の中でもビジネスや職場のシーンでも必要な支援として定着しつつあります。そして現在では、誰にでもわかりやすい、問題解決志向、未来志向を重視した、短期療法スタイルがむしろ主流となっています。


カウンセリングって何?

カウンセリングは「心理相談」のことを意味します。クライエント(相談者)の心の悩みに対して、カウンセラーが相談に応じる場を言います。誰に相談したらいいのか、どんな風に話したらいいのか、クライエント自身さえわからない混沌とした段階で相談ができる場所、それがカウンセリングです。カウンセラーと話すうちに、それだけで徐々に絡み合ったものが解けて、悩みの本質が明確化され、より適切な対処や相談先が見えてくる場合が多々あります。

カウンセリングの現場では、多くが周囲の人や家族だけでは解決が困難な場合がよくあります。友人に相談できても、望んだ反応や理解が得られないことも多くあります。その理由は、あまりに相談者に近い(またはその人たちが近いと思っている)人たちは自分の経験や主観を元にあなたにアドバイスをしたり状況をコントロールする思惑が見えるからでしょう。心の中に葛藤や悩みを抱えた時、人は適切な判断ができない状態にあります。そのような人の心理を深く理解した人でない限り、「おせっかい」な助言に終始してしまうのも無理はありません。結果、誰にも話せなくなり相談者一人が悩み苦しむケースがあります。意外と多くいるのですが、カウンセリングは「大学で心理学を学んだ」というだけの実践経験の無いカウンセラーによるものも不十分です。学術的な理論(「ああすべき、ああすればこうなる」をよくいう)ばかり押し付けられ、疎ましく感じるカウンセリングはそのケースです。多くのケースに触れ、長期の時間、時代による人々の心の変遷を見てきた実践的な専門的他者(実績のあるカウンセラー)による第三者の視点が解決に大きく寄与するのです。


カウンセリングは経験的スキルと知識体系による専門職

カウンセリングは今や多様化しています。しかし心理相談に重きをおくカウンセリングは今も昔も、心理学を専門に学び訓練を受けた大学院以上を卒業したものによるカウンセリングが信頼性が高いと言われます。心理カウンセリングはいわゆる「よろず相談」でも「人生相談」でもなく、心理学の学問を根底に置いた専門的スキルであることが理由だからです。心の理論を元に、目の前にいる相談者のことだけを考えて話を聴いていくことで経験的勘所を高めていくのです。そうすることで自分自身の経験・価値観や主観的なアドバイスの主張を控え、クライエント(相談者)中心の利益を最優先に考えることができます。


クライエントの利益が最優先

カウンセリングが決して安価ではないのはこの専門のスキルによるものです。一方で、自己流また自身の人生の経験則から発するアドバイスに重きをおくカウンセリング(個人的な相談)は、訓練がないために自分の価値観で判断や結論を押し付けてくることが多々あります。

カウンセリングの種類には、精神科・心療内科などの医師との面談内カウンセリング以外に、カウンセリング専門のカウンセラーによるカウンセリングがあります。大抵はこれら医師との連携によりカウンセリングを並行させるのが理想的です。



カウンセリングの目的はクライエントの成長支援


カウンセリングは、クライエントが問題を乗り越え、再び問題に遭遇した際に自分で乗り越える力とスキルを身につける(成長)サポートを目的に面談を行います。ます。この目的のために、丁寧に対話を重ねることに重きを置きます

人は誰でも一度は、人生の悩みに立ち止まることがあります。そしてなぜかうまく通過できないことがあるものです。この時、その問題を効果的に解決できるよう、相談者から言葉や行動を引き出し、心の成長を促しながらサポートしていきます。そして次に直面した時に、自分の克服の経験を振り返りながら方法を再現したり改善し、自分で乗り越える自信を取り戻すことがカウンセリングの最終目標です


一方、医療の現場においての活用(医師による)もあります。そこでは、実際は医師が一人一人の患者に十分に時間を割いて患者の話を聞くことは難しいところもあり、その補助的サポートをカウンセラーが行っています。多くは臨床心理士が行い、日常的な問題というよりは「心の病」を取り扱います。ここでもクライエント(相談者)とゆっくりじっくり話すことに時間を割くことのできる専門カウンセラーによるカウンセリングは医療的治療の補佐的役割として、まさにその目的のために活用できるものです。


カウンセラーは医師の資格を持ちませんので病気の診断や薬の処方はできません。このため、実際には専門カウンセラーが医師と連携し、カウンセリングを実施します当社のカウンセリングも、医療的な見解を見落とすことのないよう、症状の状態により専門医師の面談を勧めて(紹介)、医師面談と同時進行で行うことがあります。


事例性と疾病性

企業や学校でのカウンセリングはクライエントのさらなる成長が主な目標になります。(事例性)このため、カウンセリングややコーチングにより相談者の行動変化や目標再構築などが目標となります。(病気への対症療法ではありません)

それに反して、医療現場で精神疾患へのカウンセリングはむしろセラピー(精神療法)と呼ばれ治療目的になります(疾病性)。そのため、様々な投薬や検査が行われることがあります。


企業内カウンセリングや学校カウンセリングでは、そのような病気の治療ではなく、相談者ご本人が学校内また組織内でより適応した状態で働くことができる状態を目指します。 

対話の中から自分がそれまで気づくことがなかった部分や 苦しみを生み出している矛盾などを共に見直し、問題を客観化かつ明確化させて行きます。この対話の過程を通じて、後々に再びストレスのある出来事に遭遇しても 今度は自分の力で解決・対処できるようスキルと力(ストレスマネジメント能力)を身につけることが目的となります。


カウンセリングの形式

カウンセリングには対面式・オンライン形式があります。

当社カウンセラーは対面式並びオンラインカウンセリングに10年以上の実績があります。オンライン形式には zoon, Skype, Line電話(http://www.gwb-nl.com/)があります。ご家族などがご在宅でオンラインも困難な場合には、メールのやり取り(3回のやり取り)によるメールカウンセリングも可能です。詳細は弊社HPこちらから観ることができます。


カウンセリングの流れ (対面式・オンライン形式)

1 まずは インテイク面談から(初回 約60~70分)

あらかじめ、話をすることなどを準備する必要はありません。思うままに話したいことをお話ししてもらって良いのです。ここから、一緒に対話を通じた共同作業に入って行きます。

内容を聞きながら、初回セッションの終わりには今後のカウンセリングの方針を決めて行きます。

2 カウンセリングセッション (40分〜50) 頻度は毎週・隔週など

最初に心理検査を行うことがあります。その時の状態や問題にあった簡単な質問表に答えながら、現在の心の状態を数値で見て行きます。

グローバルウェルビーイングは 心理検査を作成・分析するスキルを持つカウンセラーがカウンセリングを行っています。信頼性また妥当性を注意深く検討し、心理検査を選んでいます。

また、日本人臨床心理士と連携しており、複雑な心理分析(子供の描写分析や うつ症状のより細かい分析など)の心理検査の結果は臨床心理士のレポートを元にカウンセリングを進めて行きます。

その後、心理検査で得られた情報を元に、カウンセリングを実施して行きます。


様々な視点から問題を眺めたり、自分を苦しめている思考の癖を検討したり、方針は毎回異なっています。場合によっては、次のセッションまでに心の状態や思考を記録するなどの作業を持ち帰ることもあります(例 認知行動療法)。


3 カウンセリングの終焉に向けて 身につけたストレスマネジメントスキル・またリラックス法を振り返ります


● カウンセリングの終焉 

 カウンセリングの振り返りを行いながら、今後ストレス生じる問題に直面した時に自らの力で対処できるよう、共に確認をして行きカウンセリングの終了とします。最終の時期は、頻度や回数を減らしていくので、ご自身でも少しづつ終焉の準備をしていくことができます。

 回数は、来室される方の目的にもよりますが、本気で自分自身の問題と向き合い自分を立て直していく方達は平均2~3ヶ月、またはそれ以上かかるのが通常です。

 根本的な問題と向き合う準備がまだできず 困っている苦しい状態を問題共有することで とにかく軽減したい場合、一回きりのセッションで終了されてしまうケースもあります。ただそのようなケースは、憂鬱な症状は長引くことがあります。


カウンセリングは、今や実用性また効果の高いものとして 職場では「新入社員研修」・「職場のセルフケア研修」、「ストレスチェック実施後のフォローアップ」や、また 職場に限らず 深刻化してしまう前の「予防として気軽に立ち寄ることができる相談の場所」として 広く活用されているものです。


カウンセリングにご興味のある方は下記までお問い合わせください

mail:    info@globalwellbeing.nl 担当 グローバルウェルビーイング 淵上

または下記「お問い合わせ」ページから



執筆 淵上美恵

 日本でオランダでカウンセリングの多くの実績を持つカウンセラー。カウンセラー養成講師の経験も持つ。メンタルヘルス対策サポートを行うグローバルウェルビーイング代表、オランダ心理学会認定心理士、スクールカウンセラー。英国・米国・日本の心理学を学ぶ(英国ハートフォードシャー大学院組織心理学修士号)。日本ビジネス心理学会理事。 


 株式会社 Global Wellbeing 

 ホームページ https://www.globalwellbeing.nl 

 Facebook https://m.facebook.com/MieFuchi/

instagram  global_wellbeing_official

上記またはお問い合わせ こちらから