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制作事例CASE21:ろうけつ染め作家さんのブックレット

2022.01.11 02:00



明けましておめでとうございます!

本日は初日の営業日でした。オープンの11時からワークショップをご対応させていただき、幸先のいいスタートとなりました。今年も活版印刷の魅力の発信や、自分で作る楽しみをご提供していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。



さて、今回は "ろうけつ染め作家" 井上美央さんとtsubによるユニット「mitsubo」のオリジナルブックレット(リトルプリント)の制作事例をご紹介いたします。



ブックレットは中綴じ冊子になっており、事前に弊社でお作りしています。


・後からハギレを糊付けするので水分でヨレない丈夫な和紙

・厚みのあるトレーシングペーパー

・水をイメージした色紙の見返し


上記を順番に重ねています。※紙の詳細は最後に記載



「ドイツ装」と呼ばれる製本方法で、表紙は後から貼り付ける手順のため、中綴じ冊子は先にお渡しいたしました。ご来店当日は表紙となる紙に活版印刷をしていきます。



mitsuboの文字は、お店の活字をご自身で並べて印刷していただきました。印刷圧を強めにかけて文字を目立たせることで、余白にも負けない存在感があります。インキと紙の色に統一感があって、とても綺麗に見えますね。最初にお伺いしていた「水のイメージ」を上手く再現することができたと思います。



こちらは試作の段階ですが、商品を作る過程で出てくるハギレを使用してこんな風に作ってくださるそうです。色がとっても綺麗です!素敵なブックレットになりそうな予感です。




展示会レポート


そういえば「ろうけつ染め」がどんなものか見たことがないなと思ったので、ギャラリーにお伺いしました。蝋を使って自由にデザインできるのかなというふわっとした知識で挑んだので、水彩のようなにじみの表現もできるんだ~と新たな知識を得ました。蝋の輪郭線がないので水彩画っぽさを感じるのかなと思います。とっても綺麗ですね。



他にも、ハギレでアクセサリーやサンプルカードなども作っていらっしゃいました。

レンタル当日は印刷風景しか見ていなかったので完成が想像できていませんでしたが、展示会にお伺いしたらとっても素敵に仕上げてくださっていたので思わず購入してしましました。森の木漏れ日のような色合いでとても美しいです。



この度は、当店をご利用いただきありがとうございました。



「活版印刷」と言えば、名刺やハガキなどの活版をメインにした印刷を思い浮かべますが、今回のように引き立て役としても十分に力を発揮します。印刷の可能性が広がる制作事例でしたね。詳細は以下に記載しておりますので、ご覧ください。




~印刷内容~

コース:活版印刷機レンタル

印刷版:活字

インキ:ブルーグレー


①ブックレット(ドイツ装)

枚数:40冊

サイズ:110 × 110mm (仕上がりサイズ)

用紙:冊子 ①タント P68 180kg ②新奉書紙 じゅんぱく 90kg ③クラシコトレス 57.5kg ④SSコースター 0.8mm


②サンプルカード台紙

枚数:120枚

サイズ:75 × 90mm

用紙:SSコースター 0.8mm


※レンタル時間には印刷機のレクチャー、印刷位置の確認、印刷練習、片付けを含みます。

※所要時間は状況によって変動いたしますので、ご参考程度にご覧ください。


ご予約・ご相談はメールにて受け付けております。

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