水始涸
2017.10.03 17:06
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水始めて涸る
(みずはじめてかれる)
田から水を抜き、稲刈りに取りかかるころ
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目を閉じる
寒蝉の鳴き声が聴こえる
髪を撫でていく風
靡くラムネの吊下旗
夕暮れに向かうその空気に
夏の夢を見る
今までに感じたことのないようなときめき
永遠に続けばいいと思った
あのとき私は何を話しただろう
あんなに鮮明だった記憶と感覚は
色のない風に溶けていった
秋に旅立つ
そんな素敵な週末を。