夢に飛び込め。

「自分のために生きていきたい」

「自分のために自分の時間を使いたい」

それはきっと、

人間にとって、欲求の核だ。

20年という時間、

人の為に生きてきた。

その内10年間描き続けた世界を、

実現する。

8頭身はありそうな顔の小ささに、

スラっと真っ直ぐ脚がのびた、178センチの長身。

飾り気のない外見と、

柔らかい物腰からは想像もつかない、

静かな熱意。

それはまるで、マグマ。

地下深く動き続けた果てに

ジワジワと大地を焼き進みながら 

同時に端から冷えて固まっていく様な

そんな、

動と静。

そんな彼が

大地を赤く焼き尽くし、

乾いた黒い岩へ冷え固め尽くし、

ついに

青い海に辿り着き、

広い海に、流れ込む。

夢に飛び込む。

その直前のエネルギーは

まるでマグマのようだった。

勢いよく燃える炎でも

豪快に流れ落ちる滝でも無く、

彼は、

長い時間、地下深く動き続けた

熱を秘め続けたマグマ。

噴火し、ジワジワと大地を燃え進み、

ついに青く広い海に辿り着く

マグマ。

流れ込め、広い海に。

その熱は音を立てて冷やされる。

包まれろ、青い世界に。

その体は何色になるだろう。

果てなく広がる幸せに、

君の夢に、夢に飛び込め。