いやはや、日本酒はやっぱり奥が深い。
今日の公約メニューは「休養または軽いジョグ」なのですが、昨日走っていて、右腰になにやら違和感。腰痛なんてかかえたことがない僕にとって、昨日は仕事中、デスクから立ち上がるたびに軽い痛みがでて黄信号。ということで、今日は思い切って休養にしてようすをみます(大人の判断)^^;今週末の公約メニュー20K(土曜)、120分LSD(日曜)が達成できないと、大会までのタイミング的にちょっとマズいですからね。
そう決めた昨夜、明日は休養ということで気持ちのゆとりができ、某酒店で入手した「雁木 ANOTHER 純米 無濾過原酒」をオ~プン!
ここから、(ツイッターやインスタとは真逆の)長文かつ写真少なめで、誠にご迷惑をおかけします。お急ぎの方は、どうかお時間のあるときに、あとで斜め読みしていただければと存じます^^;
「雁木 ANOTHER 純米 無濾過原酒」について語る前に、まず日本酒の表示方法について説明が必要かと思います。日本酒には「純米吟醸」とか、「大吟醸」とかラベルに記載されていますが、「清酒の製法品質表示基準」により、表示方法が厳格に定められています。読み解き方としては、2つの異なる軸を理解することが大切です。
1つめの軸は、「純米」がついているかどうか。「純米」と表示されていない日本酒は、味を調整する醸造アルコールが白米重量の10%超使用されています。念のためですが、「純米」が絶対良いのではなく、非純米というのは、醸造アルコールを上手につかって、各酒蔵がこの混合割合が一番おいしいという味に仕上げているということです。
もう1つの軸は、お米の精米歩合。精米度合が70%以下なら「本醸造」、60%以下なら「吟醸」、50%以下なら「大吟醸」と表示できます(その他の要件もありますが)。
この2つの軸を組み合わせて、たとえば「純米大吟醸」といえば醸造アルコールがほぼ添加されておらず50%以上削ったお米を使っているし、「吟醸」ならば40%以上削ったお米を使って醸造アルコールが含まれている、みたいに理解すればいいわけです。
ところで、静岡県の地酒が美味しいのは故・河村傳兵衛さんが開発した静岡酵母のおかげです。入手困難な磯自慢はじめ、静岡のお酒はすっきりとしていながらフルーティーなお酒が勢揃い。一方で、山口県にも、もはや高級酒の代名詞「獺祭」(旭酒造)をはじめ、「東洋美人」(澄川酒造)、「貴」(山本家酒造)などなどおいしい日本酒がいっぱい。そんな中でも僕的山口県一番酒は、雁木(八百新酒造)の純米無濾過生原酒。まさに白ワイン!じゃあ、白ワイン飲めばって言われるかもしれませんが、口に含んだときの鼻に抜ける吟醸香ったら、脱帽ですよ、まじで。
そのその八百新酒造は、「純米であること、活性炭素を使う濾過をしないこと」をポリシーにしながら、これまでずっと精米歩合60%以下にこだわってきたのですが、「雁木another」というプロジェクトを6年前からスタート。今回は精米歩合80%の低精白普通米で無濾過にチャレンジ。それが、「雁木 ANOTHER 純米 無濾過原酒」。
Amazonで検索してみると、あらら、売り切れ。
楽天で検索しても、ほほほ、売り切れ。
ということで、長い前置きでした、申し訳ございません。この「雁木 ANOTHER 純米 無濾過原酒」を、先日、県内の某酒店において一升瓶を「(甲高い声でジャパネット風に)なんと税込2,376円」で入手し、冷蔵庫に保管していましたとさ。
あ~やっと、話の振り出しにもどってきました^^;今日のメニューは「休養または軽ジョグ」だったのを腰痛により「休養」と決めたので、昨夜「雁木 ANOTHER 純米 無濾過原酒」をオ~プン!っていう話しです。あまりに長い前置きに、ブログ見ながら寝ちゃっている人もいるかもしれませんが、あのですね、ANOTHER、メチャうまかったです!「日本酒のコスパ=美味しさ÷価格」という公式からすると、このANOTHER、たぶん僕史上BESTかも。口に含んでから飲み込んだ後までの複雑かつスッキリしたストーリーを堪能できるお酒です。某酒店の在庫、買い占めちゃおうかな^^しかし、ここで、
<ブログ読者による、本ブログ記事に対する一抹の疑惑が浮上>(週刊誌の見出し風)
え~とですね、昨日飲みすぎたから今日は休養日にしたのではありませんよ~。今週末の練習量を確保するため違和感のある腰をかばい、泣く泣く今日は休養日にしたんですよ~。決して、腰は大したことないのに、ANOTHER飲みまくりたいばかりに、今日を休養日にしたんではありませんよ~。ですよ~(^^)
...見識ある静岡走ろう会会員のみなさんは、きっと信じてくれると願いつつも、いつまでも日本酒のことばかり考えてないで、そろそろ会社に行ってきます、はい^^;