Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

絶対に晴れます(2024,4追記あり)

2024.04.23 21:18

演奏依頼のページにも少し紹介してますが多多多はトリオ…3名での活動のほかにフルート部門(多田由実子、主に北林多香子)と連弾部門(北林多香子、本多春奈)と称しての活動もあります。


こちらはフルート部門でご依頼を受けた神社の境内での演奏の写真。

とても良き日に演奏させて頂きました。


「境内…ということで野外になります。」


ご依頼主様が打ち合わせのときに最後におっしゃったお言葉。


「雨の場合は中止となります。」


フルート部門2名とも真っ青笑

弁当忘れても傘忘れるなの諺で有名な石川県…大丈夫なのか。


するとご依頼主様にっこり笑顔♡

「大丈夫です‼︎この日は絶対に晴れます‼︎」

わお♡その言葉が聞きたかった‼︎

なんと頼もしい🤣🤣🤣🤣


そして予想通り当日は晴天のもとに高らかに演奏することに大成功。

天候にまつわるエピソードの多い私達です笑


ピアニストが2人いる多多多なのでフルート部門は多田由実子&本多春奈となることもあります。

音楽は呼吸。

組み合わせも一つのスパイスとなる。

また一味違う演奏です。


連弾部門の2人は大学からの同級生コンビなのはけっこう有名。


「じゃあどうやってフルートの多田由実子さんと出会ったの⁇」


これもよく聞かれる質問のひとつ。

これについてはまた別の機会にご紹介できたらと思います。


今だって、そしてこれからだって音楽家にとっても大変な時代でしょう。

だけど点と点に過ぎなかった私たちを結びつけてくださったご縁を思って空を見上げればいつだって襟元ぴしり。

乗り越えるための困難なはず。

その先にあるものを信じてます。


精進いたしましゅる(=゚ω゚)ノ






北林多香子たかこぴあのInstagramより(現在はtakakopiano2108)

ちょっとわかりにくい写真ですが赤と紺の色違いのドレスでした。




追記(2024,4)

北林多香子



フルート部門と連弾部門の出会い。

それは1人のフルート奏者さまでした‼︎

長いことオーケストラアンサンブル金沢でフルート奏者としてご活躍だった故上石薫さん。

多田さんにとっては恩師の1人。


私(北林)は演奏のお仕事で共演させて頂いたご縁から連弾部門の出演していたコンサートへ足を運んでくださったりとその後も交流が続きました。



自分の演奏について感想ご講評お聞きする時はドキドキ‼︎

良いところもそうでないところも。

核心ついてらっしゃるお言葉が今も私の耳と心に残ってます。


またある日。

とある多多多の連弾部門2人で出演した演奏会を聴きにきてくださったとき。

どんなふうに聴いていただけたのかなとお尋ねしたところ。

「連弾(このとき演奏した現代作曲家)のことはよくわからないから」

となにもおっしゃらなかった…

適当なことや思ってもない当たり障りのない言葉絶対に口にしない方なのだなぁと。


音楽に関しては厳しい一面もある方でしたが気さくでユニークな⁈一面も。


多田さんは◯◯だから(個人情報なので割愛…)「いつか一緒になにかやってみるといい‼︎」とよく話してくださいました。

まだ直接連弾部門2人はゆみこちゃんとはお名前をきくだけで出会ってないような頃でしたがそれでもすこし親近感を感じたものでした。



そう。いつか…

いつかなにかやろう。

と思っているうちに。



突然訪れた上石さんの訃報。


ちょうど北林多香子ピアノリサイタルの計画があり共演者をあらためて検討中の頃でした。

まだ共演したことなかったけど思い切って連絡先だけは聞いていた多田さんに声をかけてみることに。


それが始まりでした。



あれから何年か経つけど。

まだ亡くなったことが信じられないような…

私たちの知らない世界中のどこかで元気にフルートを吹いてらっしゃるような気すらしてます…


多多多も演奏を聴いて頂いてうんと辛口なご意見ほしかったです。



今でも「いつか」と思ってしまってることがあるのです。

実現することもあれば心の中だけで消えてしまうものもあるだろう。

すべての努力が報われると限らない。


3人ともその両方を味わっている大人となりました。


だからこそ。

苦いこともあるけど今できることを大切にしたい。


2020年の結成から5回目の春となりました。

その間にコロナ禍や能登地震をはじめいろいろなことが公私共にありました。

これからも楽しいことばかりではないはず…こころしておきます。


だけどそれでもここまで続けてこれたのはコンサートへ足を運んでくださるみなさまのおかげ。

音楽家を支えてくれるのは精神的にも物理的にも聴衆があってこそ。

そしてそのお客様と私たちを繋ぐ音楽は唯一なものでなければならない。


これからもみなさまに私たちの音楽をお届けできるよう3人力をあわせて。




精進いたしましゅる(=゚ω゚)ノ