編み物をする環境について〜自分が感じたこと〜
こんにちは。年が明けてから寒い日が続きますね。
以前の記事で編み物について書いた、リハビリスタッフSです。今回も編み物に関係した内容を書いていきたいと思います。
今まで手指の運動性改善などの目的で、担当の患者さんに編み物をして頂くことがありました。その時に、自分自身もいろいろな手法を知っていたほうが、治療として編み物をして頂くのにも段階付けができたり、一つの作品の完成まで関わりやすいのではないかと思いました。コロナ禍で外出がしにくくなったのもきっかけとなり、かぎ針編みと棒針編みの基本を学んでみました。
時間帯は主に平日の寝る前か、休日の午後から夕方にかけて、姿勢は床に座るか椅子に座って編んでいました。
自分で編み物をする中で気になったのは、環境と姿勢でした。
環境については、雑誌など注意が向かいやすいものが周りにあると集中しにくいため、片づけてから編み物をしていました。模様編みなど複数の毛糸を使うときには毛糸同士が絡まらないようにしょっちゅう毛糸玉を移動させていたので、足元に物を置かないようにしていました。
最初の頃は音楽を聴きながら編んだりもしましたが、次第に音を邪魔に感じるようになり、できるだけ静かな環境で編むようになりました。車が通る音、鳥の鳴き声、雨音などの普通に聞こえてくる音は邪魔には感じませんでした。
陽ざしも眩しすぎても暗すぎてもダメでした。また、あまりに暑い日はじっと座って集中して作業をすることは難しかったです。
姿勢については、床に座って編んでいると次第に足や腰が辛くなって集中しにくく、時々姿勢を変えていました。椅子に座ると床よりも快適でしたが、その分長く同じ姿勢で編み続けてしまい、肩が張ったり目が疲れたりしました。
なので、私にとって編み物をするのに最適な環境は、暑くも寒くない片付いた静かな部屋で、椅子に座って、適度に休憩を取りながら行うことでした。
実際にこの環境を毎回再現するのは難しいと思いますし、編みなれた方はここまで環境を整えなくても、十分作業が可能だと思いますが……バスに乗って編み物をされる方もいますよね。
編み物に限らず、リハビリで対象者の方が作業に集中できていなさそうな時、その理由として環境と姿勢にも注目していきたいなと、改めて感じました。