創業36年「心に残るおもてなし」を考え、実行しているホテル《 中条グランドホテル 》
「心に残るおもてなし」でお客様をお迎えしていきたい
――中条グランドホテルは、1985年10月の開業とうかがいました。開業から36年、変わらない心がけを教えてください。
池田 「心に残るおもてなし」を大切に、プラスαの心遣いや、プラスαの驚きを心がけています。小さいホテルですが、その分一人ひとりのお客様に寄り添えるのです。お客様の求めていることをよく理解して、その先にあるサービスを模索する。ちょっとした心遣いだと思うんです。その気持ちが伝わって、お客様の心に残ったら嬉しいですね。
――中条グランドホテルの魅力は何ですか?
池田 お客様のご要望に対応できる機動力と柔軟性、でしょうか。「宴会でこんなことできないかだろうか?」「予約した人数より増えちゃった!」「明日、料理を配達してほしい!」といったことは、誰にでもあると思うのです。私たちはそういったご要望に、他のお客様にご迷惑とならない限り、できるだけ迅速に、柔軟に対応させていただいています。「中条グランドホテルならできるかも!」と思っていただきたいし、それが魅力だと気付いていただけたら嬉しいです!
――職場の雰囲気はいかがですか?
池田 風通しの良い、自由な発想を尊重してくれる職場です。やってみたいことがあればとりあえずやらせてみる。失敗したらみんな全力でフォローします。失敗は誰にでもあります。特に最初は失敗の連続です。失敗に寛容なのも職場の魅力の一つですね。僕はやりたい放題やってフォローされている側です(笑)。
――将来のビジョンを教えてください。
池田 36年間、市民の皆さまの憩いの場としてご利用いただいています。開業当時、お子様と手をつないで来館された方が、今はお孫さんに手を引かれてお越しくださる。そのくらいの月日が流れているのです。古くからのお客様を大事にしつつ、新しい使われ方を模索し、これからもお客様に寄り添った存在であり続けたいと思っています。
子どもたちの作品には明るいメッセージが込められている
――カレイドを知ったきっかけを教えてください。
池田 「子どもたちの絵を飾らせてもらえませんか?」とお声がけいただいたことがきっかけです。四季折々の作品を作ってもらって助かっています。
――作品を展示していただいてありがとうございます。実際、飾ってみていかがですか?
池田 どの作品にも、明るいメッセージが込められているからか、とても飾りやすく、お客様にも明るい気持ちになってもらえていると感じています。
――昨年の夏から高校生の実習受け入れを、11月には就労移行支援通所者の実習を受け入れていただきありがとうございました。実際に受け入れをしてみてどうでしたか?
池田 私たちが忙しくて声をかけられない時でも、自分で考えて動いてくれました。ぼーっと立っているということがなかったですね。時々思ったことが声に出てしまう場面もありましたが、大声で叫んだり迷惑がかかったりするようなこともありませんでした。新しい風が通った感じでぴりっとして、なんだか新鮮でした。またぜひ。
――ありがとうございます。最後に、胎内市のおすすめの場所やものを教えてください。
池田 私の一番好きな場所は『飯角板額ほたるの里』です。あじさいの時期もいいですが、なんといっても桜の季節は、天国かと思うほど美しい場所です。観光客が押し寄せてもおかしくない。あとは、歴史的な場所が好きなので、『乙宝寺』や『城の山古墳』ですね。おすすめの食べ物は乙まんじゅうやさんの『乙まんじゅう』と高田屋さんの『ぽてと』。『ぽてと』はシナモン好きな方にぜひ楽しんでいただきたいです。
中条グランドホテル
新潟県胎内市東本町25-50
TEL:0254-43-6060(9:00~22:00)
公式HP:https://www.nakajo-gh.com/