Never Let Me Go
Wow!ノーベル文学賞の速報が入ってきました。日系イギリス人のカズオ・イシグロ氏が受賞!
私はドラマ化された彼の作品、『わたしを離さないで』でそのストーリーの面白さに惹きつけられ、原作を原文の英語で読んだのですが、それはそれは美しい情景が目に浮かぶ描写も多く、またこんな風な用法あるんだ?と簡単な単語なのにひっかかるところがあったりして、とても楽しみながら読んだので、勝手にめちゃくちゃ身近に感じてうわーーーい!!とめちゃくちゃ喜んでしまいました(笑
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ちなみに、どんなところにひっかかりながら読んでいたのかというと…たとえば in が2つならんでいたり(何度も読み返すうちに、なるほど、このin は両方いるなと納得しました)、too を also のように I too like のような語順で使っていたり(オンライン講師に確認したところ、イギリス人は、あー、そういう風に書く人もいるね、カナダ人は、最初それは間違い!と言い切ったけど、小説にあったんだよと言うと、へーー、そんな風に使うやつもいるかなぁ?まぁいるかもな、みたいな感じだったり)、あれ、これの比較級こんな形なんだ…と思うこともあったりと、会話とはまたちがって目から飛び込んでくる言葉の数々に文法的な興味を覚えると同時に、こんな風に言葉を紡げたらなぁなんて憧れを抱きながら思いながら読んでいました。
内容的には、一言で言えばクローンもの。かなり面白いですよ!
いきなり英語の小説を読むことがハードルが高ければ、ますはドラマを見て予習してから読むと簡単に感じられるのでオススメです!
また、ペーパーバックよりはkindle のほうがこれまた読みやすくてオススメ。そのあたりは以前ブログに書いているので、興味がおありでしたらこちらのリンクもどうぞ。
いやあ、それにしてもうれしい!
そういえばその後に引き続き読もうとして買ったカズオ・イシグロの作品、読み始めたけどなにかとっつきにくくてそのままにしていたんでした…。
これをキッカケにまた読み始めようかなと思います♪