サギダル尾根敗退の記
【日程】2021/12/19
【メンバー】たかGと他3名
【レポート】
サギダル尾根‥かつて我が黒稜山岳会で私と同じ職場におり、現在長野のI山の会で活動しているS氏が今年の春に登っていた‥私も興味を持ち行ってみたいとの欲望にかられていたのだ!(S氏は私を黒稜山岳会に入れた張本人である‥こうして私が山を楽しんでいるのも彼のおかげでーす!)そしたら偶然にも我が黒稜山岳会の若手リーダーがサギダル尾根を企画してくれた。うれしー!もちろん参加だ!
東所沢に3名集結、坂戸にて1名ピックアップしていざ駒ヶ根へ!あれ!皆埼玉県人だな。前泊のキャンプ場で早速プチ宴会‥これが効いた? 次の日キャンプ場での準備までは良かったのだが菅の台駐車場に移ったら目まいが‥クラクラして絶不調‥止む無く仲間3名に先発してもらい車でしばし横になり、トイレに行って出すもの出したら少し良くなった。切符買ってたら駒ヶ根駅からのバスが丁度来た。
千畳敷駅に降り立ったら丁度8名のパーテイがサギダルに向け歩き出す。我らの3名は更に先行しているかと出発!寒い、痛い!外はマイナス15度以上~たちまち手がカジカンでしまい8名の先に人影を見つけられないので一旦引き返す。そしたらザックに黒稜マークを付けたリーダー発見!「黒稜の皆さんはどちらに行かれるのですか?」などとトボケテ合流することができた。
低温、風、視界不良だが4名でサギダルに向け歩き出す。そこそこの急登をステップ刻んで行くのだが何しろ年だ!思うようにいかないが頑張って歩を進める。
上を見ると先行パーテイが見える‥え!遅いじゃん‥と思いながらもひたすら登る。急傾斜のルンゼ状のところでロープを出し、ひとまず先行パーテイに追いつくところまで行くこととする。先行パーテイはトップがロープをフィックスして他のメンバーがプルージックで登っている。スタスタなら納得いくがほとんど初心者のようだ!これでは待たされる我々が凍えてしまう。更に懸垂でも相当待たされることを考慮したリーダーの判断の元ここで撤退することとした。
1ピッチ懸垂し、その後はそれぞれがどんどん降りてロープウエイ駅に着いた。時間は13時頃、そこそこの時間である。が、密度は濃かった!雪壁の登攀、キックステップ、斜行、ハノ字登攀そしてピッケルのシャフト、ピックを駆使し強風に耐える。更にロープの使用、懸垂‥短い時間ながらも総合力が試された。 もちろん最後まで登りたかったのだが、置かれた現状と状況をしっかり判断したのは良かった。こういう時のリーダーは瞬時の判断、決断を求められるので大変だと思ったが、私は楽しく行動できたので良かった。また、リベンジに行きましょう!
私が体調不良でなければ先行パーテイの先に行けたのに‥申し訳ない!
記録/25期たかG!