6506 - (株)安川電機
株式会社安川電機(やすかわでんき)は、福岡県北九州市八幡西区に本社を置く、産業用ロボット等メカトロニクス製品の製造を行うメーカーです。
産業用ロボットで世界シェア第4位を誇ります。
独自制御技術でサーボモーターとインバーター世界首位で、産業用ロボットも累積台数世界首位です。
概要を見てみましょう。
明治鉱業を興した安川敬一郎により、明治鉱業の電気用品の開発・製造を行うことを目的に設立されました。
安川敬一郎により設立された会社は、九州製鋼(1934年に日本製鐵に統合)、明治紡績、黒崎窯業(現黒崎播磨)があります。
また明治専門学校(現九州工業大学)も鉱山技術者養成のために設立されたものです。
なお明治鉱業は、地質部が独立した明治コンサルタントとして現在も残っています。
アルファベットの社銘板は「YASKAWA」と表記されます。
安川第五郎と安川敬一郎は玄洋社のメンバーであり、安川敬一郎は孫文に資金援助していたとされ、2009年には習近平が北九州市の工場を視察しています。
これらは取引先の中国企業関係者によく知られており、小笠原浩社長は「会社の説明がいらず、中国から見たときに信用できる会社」という恩恵を受けていると述べています。
沿革をみてみましょう。
解体前の安川電機旧本社社屋(2015年8月10日)1915年(大正4年) - 合資会社安川電機製作所創立。
1919年(大正8年) - 株式会社安川電機製作所設立。
1949年(昭和24年) - 東証、大証、福証上場。
1957年(昭和32年) - 行橋工場開設。
1961年(昭和36年) - 小倉工場開設。
1964年(昭和39年) - 東京工場開設。
1969年(昭和44年) - 中間工場開設。
1972年(昭和47年) - 「メカトロニクス」の商標登録。
1984年(昭和59年) - デミング賞実施賞受賞。
1989年(平成元年) - インバータ工場開設。
1990年(平成2年) - モートマンセンタ開設。
1991年(平成3年) - 社名を「株式会社安川電機」に変更。
2002年(平成14年) - ソリューションセンタ開設。
2003年(平成15年) - 八幡東事業所開設。
2011年(平成23年) - 関東ロボットセンタ開設。
2013年(平成25年) - 海外初のロボット生産拠点を中国常州に開設[3]。
2015年(平成27年) - 中部ロボットセンタ開設。
【安川電機】ロボット村紹介
投資判断ですが、時価総額は売上高の2倍で、営業利益率は7%です。
チャートは右肩上がりで、歴史的高値圏です。
信用倍率は1倍くらいです。
私の投資判断は、上昇相場ですが、時価総額が売上高2倍を超えていますので、今回は見送ります。