小泉進次郎が森友・加計学園問題で「説明ができるのは安倍総理だけ。」と|衆院選2017
【政治報道】 平成二十九年十月八日に東京・渋谷にて、自由民主党(総裁:安倍晋三)は『青年局街頭演説会「未来を、切り拓く。新しい自民、新しい日本。」』を行った。弁士は小泉進次郎(辛酉)筆頭副幹事長や野田聖子(庚子)総務大臣、丸川珠代(辛亥)前・五輪大臣等。小泉副幹事長は前日に大阪で演説を行い、明日は愛知で演説する予定。
小泉副幹事長は、森友・加計学園の問題に言及し、安倍総裁(甲午)が今回の総選挙にて説明すべきとの持論を展開。「(安倍総裁が)厳しい目とも向き合って頂いて、逃げずに正面から受け止めて、その上で今までやってきた事をしっかりと訴える事でピンチをチャンスに変えて。」と強い口調で訴えた。
野党については批判を潜めた。その理由を三点挙げた。一つは時間。「幾らでもネタがあるから、話し始めたら切りが無い。」とした。二つは都民が都政の報道等を通じて希望の党(代表:小池百合子)等の本質を「既に見抜いている。」とした。三つは同党自身にも批判があるとした。
また小泉副幹事長は教育の改革や子育ての環境についても話した。「赤ちゃんの泣き声が五月蝿いとか、保育園の建設にストップが掛かる様な、そんな社会を変えなきゃいけない。」と眼差しが鋭くなった。何年も前より小泉副幹事長は街頭演説において、同じ様に子育て環境の改善を訴え続けている。話す内容に揺らぎは無い。
聖子総務大臣は、怠慢や傲慢等の言葉を挙げて反省の弁を述べた。「(解散前に)内閣支持率はガタンと落ちました。それは様々な諸々の、皆様の心が離れてしまう様な言論、行動の積み重ねの結果だったと私は深く反省しています。」と述べた。そして同党が以前に有してた寛容さに疑問を呈した。
珠代前・五輪大臣は、暗に希望の党を指して人気だけで安全保障や経済政策を任せる事はできないとした。今回の街頭演説では、三者とも共通で若手に関する内容を訴えていた。公示日は十日、投開票は二十二日。同時に最高裁の裁判官への国民審査も行われる。期日前投票は十一日より。
撮影記事:金剛正臣