左利きのギター
どうも、きこです。
夏が終わって秋になり、いよいよ冬がやってこようとしていますね。
寒いのか暑いのかよくわからない天候のせいでこの頃は毎日冬服を着るか夏服を着るか惑っております。
さて、今回の話ですけれども、
動画など見ればわかるとは思うんですが、僕は左利きです。
生まれてこの方ずっとなので完全なる左利きです。矯正もしてません。
ただよく言われるように「左利きって不便だよね」ということに関しては、僕はたいして感じなかったです。
学生の頃は習字だとかスポーツだとか、そういう時には多少の工夫が求められましたが、今になってみるとあまり意識することもないような気がします。
他の人に「左利きなんだね」と言われて、「あっそうだそういえば左利きだった」と思い出すくらいです。
あとは食事の際に席に気を付けます。手が当たるので。
日常生活だとそんなものなんですが、楽器の話になると話が違います。
まず左利き用のギターやベースがない。
左利きでも右利き用を弾ける方も多いので、これは全ての左利きに言える話ではないのですが、全くない。
親の仇のようにありません。
楽器屋さん一軒につきよくて一本。
テレキャスターやジャズマスター(少し変わった形のギターです)なんか探そうものならそれはもう三千里の旅のような行脚を求められます。むしろそこまでしたところで見つからなかったりする。
たまに「左利きフェア」なんてものを開催してくださっている楽器屋さんを見かけますが、砂漠のオアシスのような気分です。
ふと立ち寄った店で、好みドンピシャのギターを見つけたところで、それは右利き用なのです。
一緒に来た人がワクワクしながらそのギターを指さして「これ試奏いいですか」なんて店員さんに声をかけているのを左利きは指をくわえてただ見ているばかりなのです。
さも「別に悔しくないですよ」という顔をしながらその間、利き手の関係ない「ギタークリーン用品コーナー」をじろじろ眺めていたりするのです。おかげでクリーン用品ばかり増えていく。
今はネットも発達してきたので、通販などで手に入れることももちろんできます。
しかしやっぱり、ギターは試奏してから決めたい。一回弾きたい。わがままでしょうか。
こう書くと左利きのギターなんて全くもっていいことなんてないように思われますが、そんなこともないのです。
同じギターがほぼないので、まず他の方とギターが被りません。
友達と全く同じ服を買ってしまったときのような、あのなんとも言えない気まずさを回避することが可能です。
「他の音楽とは違う、自分たちだけの音楽をやりたい」と日々思っている音楽家の方々としては、これはちょっと嬉しいんじゃないでしょうか。
あとステージに立つと、良くも悪くも注目されます。ギターの構える向きが逆なので。
それでへにょへにょのギターなんか弾こうものなら恥ずかしくてなりませんね。なのでより一層練習は必要です。
それに関しては決してズルなんかはできないです。
でもちょっとなんかかっこいい感じしますよね。……いやちょっとね。
ということで左利きのギターの話でした。ちょっと熱が入って長くなってしまいました。
さて、今後の予定ですが、近日中に新しい音源を配信する予定です。
何曲か出来てきております。良かったらチェックしてみてくださいね。
あと弾き語り動画もぽつぽつと上げていきますので、そちらもよろしくね。