ご挨拶
2017.10.09 07:01
はじめまして。
主宰の井上瑠菜です。
露と枕は「純愛と依存の肯定」をコンセプトに作劇を行う集団として、早稲田大学演劇研究会にて旗揚げ予定の劇団です。
どういうこっちゃと思うかもしれませんが、
つまりは愛されたいってことです。何しても何されても、愛してるから愛されたいし、愛してほしい。何かが起きて、愛されなくなるとか、自分が愛せなくなるとか、悲しいし切ないし、すごく嫌なんです。
みたいな感じで過ごしてたある日、ある人に言われました。
「強く生きろよ。」
何すかね。どういう意味なんですかね。
確かに生きづらいけど、強い弱いの話なの、これ?
だったら、強くなるためにはどうすればいいんだろう。弱い生き方の私は何をすればいいんだろう。
わからなかったので、たくさん考えました。
『路地裏で犬を殺した』
『せみのさなぎ』
考えても考えても答えは出なくて、
でも1つだけわかったのは、
強くなんてならなくたっていいから、思考は止めてはいけないということ。
弱い生き方を選択する私のことを、考え続けなければならないということ。
演劇という武器を使って盛大に現実逃避しながら、強く、弱い生き方を選択する私たちのことを考え続けたいと思います。
露と枕、
よろしくお願いいたします。
2017年10月9日
井上瑠菜