御意見番NobuコラムVol.1 格闘技を見ていて思うこと①
2017.10.09 13:41
後楽園ホールに足を運ぶこと40年。
この人の見てきていた歴史、知識をこのサイトに足を運んでいただいてる皆様にも知って欲しく、コラムを書いていただきました。
今回はその第1弾。テーマは契約ウェイトについて。
・契約体重
格闘技の試合を行う上での、選手として、最低守るべきことであって、決して勝敗にこだわり、放棄してはいけないことである。
昨日もパンクラスの興行で、ブラジル選手が体重をつくることができず、勝った場合にノーコンテストとの試合前に説明があったが、対戦相手には、はなはだ失礼なことである。恥ずかしいことと、本人が自覚していれば、ファイトマネーもすべて辞退し、あの会場には近づけないはずだと思う。
その選手は、のうのうと試合を行い、そこそこ動けていた。調整失敗であれば、全く動けないはずである。
ボクシングの調整失敗の事例で、フレディ・ノーウッド、リボリオ・ソリス、ここ最近では、ジョーボンダ・デービスが勝敗にこだわり、契約体重をつくることを放棄した。タイトルは失ったが、試合には、勝利した。とんでもない話である。最近、宮崎亮選手がファーラン・サックリンJRとの試合に臨むにあたり、容易に体重をつくることができずに、最後までがんばり、体重をしぼり、ようやく、契約体重をつくりきり、半病人の状態で、リングに上がり、ノックアウトで敗れた試合を思い出す。調整失敗は、ほめられたものではないが、ぎりぎりを狙い契約しているのだから、失敗はあると思う。その状況で、最後まで契約を守ろうとした、宮崎亮の振る舞いは、格闘家の本来の振る舞いではなかろうか。タイトルはかかっていなかった試合にもかかわらず・・・
ボクシングでは、直近の試合で契約体重が守れなく、タイトルを失ったが、試合に勝利した選手が、堂々と、ランキングに名を連ねているし、タイトルマッチも行っている。体重超過に対しての勝敗重視の減量放棄には、グローブハンデなど生やさしい制裁ではなく、ライセンス失効などの厳しい処分が必要だと思う。調整に失敗した選手が勝利することは、あり得ないことではなかろうか・・・
つらつらと書いたが、格闘家の皆様は、契約体重を最重視していただきたいとの1ファンからの希望です。
また気づいたことがあれば、コメントいたします。また、貴サイトが末永く繁栄することを希望します。
以上