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つまり、カフェというのは、難しいのですね。

2017.10.11 08:07

世界中のカフェは、本当にすごいコンセプトのものが多いなぁと思うなり。けり。

さあ、今日はまたカフェの案を書きます




テーマ: 

スタバじゃなくてちょっとこだわりたい、

 まわりよりも少し個性的な学生が集まるカフェ。


 背景:「スターバックスは、サードプレイスではない。」 

 高校3年生の時にスターバックスのサードプレイスについて卒業論文を書いた。「サードプレイス」を初めて提唱した社会学者レイ・オルデンバーグ氏が言うその意味は、「家でも会社でもない、くだらないことから経済や政治の話までできる第3の場所」のことだ。しかし、スターバックスの店内はただのプライベートの集団だ。そこでお客さん同士は繋がることなく、全くの別人として隣に座っている。私は、この状況が本当に我慢できないのだ。  

 

 例えば、大きなテーブル席に自分が座っていると、前の席で綺麗な絵を描いている人がいる。素敵だから話してみたいし、どんな人なのかも聞いてみたい。でも、ちょっと話したら怒りそうなんて思ってしまう。他にもLINEスタンプを作っている人、楽天の社員の方、アニソンを作る人、図面を書く人、可愛い女子大生、好きな雑誌を読んでいる人、絶対に共通の知り合いが沢山いる人など、数々の知り合いになりたかった人がいる。  


  今まで隣に座っていた人と知り合いになれていれば、今頃自分の人生はどれほど豊かになっていただろうか。人と人が自由に繋がり、くだらない事から真面目な話までできる、まさにレイオルデンバーグ氏のいう「サードプレイス」を作りたい。こう思った。 



 ストーリー:カフェから時代は創られる!

 1、趣味、興味による分断  

 大学ごとの分断、学部ごとの分断、サークルや部活、趣味ごとの分断が激しい現代において、自分とは違った趣味や興味、考え方を持つ人と知り合う機会は非常に減ってしまった。この問題を解決するために、友達と共に同世代の面白い学生が集まるイベントを企画しており、「こんな人、身近にいたんだ!」と思える人が非常に多いと実感した。そこで私は、そのメンバーがいつでも集まれるようなカフェを作ったら面白いのはと思ったのだ。それには理由が一つある。それは、産業革命、パリでの現代美術の広まり、一向一揆や松下村塾など、文化が生まれるものは、必ず人々が集まる「場」があったからだ。  勉強場所として活用したり、好きなことをする場所であったり、思いついたアイデアをみんなと共有し合う場所。学部やサークルごとに分断された学校とは異なり、あらゆる分野に興味を持つ人々が集まるカフェにする。 


 2、ターゲット層:「人と違ったようにしたい」or「人と違っていてもいい」学生  

  自分と同世代の大学生がターゲットだ。しかし、1で書いたような人々は大学生の中でも非常に限られるだろう。博報堂生活総合研究所は、大衆は6タイプの分衆に変わったと書いている。その中で狙うのは「他人と合わせたがる」人と「他人と同じようにしていれば安心する」人たち以外のマイノリティーグループ集団だ。それは「人と違ったようにしている」人たち、もしくは「人と違っている方が個性的でいい」と思う人たちのことだ。このマイノリティーは全体のたった18%にすぎない。しかし、この18%の学生が行きたくなるようなカフェを目指す。   


  3、成長戦略:「学生が気軽に自己表現をできる場」   

  先月、初めて東京藝大の学生と知り合った。彼らの「より個性的な作品を作る」精神に心を動かされたことがきっかけで、藝大生が気軽に作品を展示できるスペースを作りたいと思った。また藝大生だけでなく、例えば理工学部のロボットの研究、アカペラや音楽など、学生が持つ素敵な個性を毎週定期的に表現できる場にしたい。このコンセプトを通して、お客さんがより新たな体験できるようなカフェになれば、「マンネリ化したカフェ」にはならず、新規のお客さん、そして常連のお客さんを呼び込めると考えている。