6762 - TDK(株)
TDK株式会社(ティーディーケイ、英: TDK Corporation)は、日本の電気機器製造会社である。
電子部品大手で、収益柱はHDD用磁気ヘッドです。
コンデンサーなど受動部品、2次電池も展開しています。
概要を見てみましょう。
ソフトフェライトの工業化を目的とするベンチャー企業として1935年に設立され、現在ではフェライトを始めとする電子材料・電子部品の他、ビデオテープ、オーディオテープ、フロッピーディスクなど各種記録メディア(磁気、光など)などを製造販売する大手メーカーです。
一般的な知名度としては、記録メディアのブランドとの印象が強かったが、2007年にTDKは記録メディア販売事業をイメーションに譲渡しました。
しかし、2015年12月末を以って同社は記録メディア事業から完全撤退したため、事実上、TDK Life on Recordブランドは終了しています。
社是は「創造によって文化、産業に貢献する」、社訓は「夢 勇気 信頼」です。
事業分野を見てみましょう。
記録デバイス
ハードディスクドライブ(HDD)用のヘッド部品の製造で最大手である。2008年にアルプス電気が同分野から撤退したために、HDDメーカー以外でHDD用ヘッドを製造する唯一のメーカーとなり、OEM市場でのシェアは30%を超えている。 その他、各種磁気ヘッド、サーマルヘッド等を製造・販売する。
電子部品
セラミックコンデンサでは村田製作所に次いで第2位のシェアを持つ。フェライトの技術を生かしたインダクタ、トランス等も高いシェアを誇る。 その他、EMC対策部品、高周波部品、各種センサ、アクチュエータ等を製造・販売する。
電子材料
フェライトの他、磁石(フェライト磁石、希土類磁石)、電磁シールドシート等を製造・販売する。
その他
FA製品(半導体製造装置、チップマウンタ等)、電波暗室等を製造・販売する。
かつて参入していた事業
PHS端末事業
2001年10月にDDIポケット(現ソフトバンク・ウィルコム沖縄連合)向けにCFデータカードタイプのPHS端末RH2000Pを販売した。それ以外の機種は製造していない。
作っていた端末RH2000P 2001年10月4日発売、幅73mm×高さ42.8mm×奥行き5mm、19g
歯科用材料
電子材料用セラミックスの製造で培った技術を生かし、ライオン株式会社と共同で歯槽骨補填材「アクトセラムK」を製造していた。 その後、生体親和性の高いディオプサイト系セラミックスを開発、デンタルインプラントとして実用化を目指したが、バブル崩壊後の経営環境悪化に伴い、長期の開発期間を必要とする医療分野への本格参入を断念した。
パソコンソフト
パソコン用ソフトの「わか~る」、「P携線」などのシリーズ(うち、学校向け製品はベネッセコーポレーションへ事業譲渡)
記録メディア
TDKのカセットテープ (D-C180)
フェライトを素にフィリップスの考案した音楽テープ規格「コンパクトカセット」(いわゆるカセットテープ)を日本で初めて製品化、発売したことで知られる。かつて、ヤマハ、東芝、トリオ(現:JVCケンウッド)、ナカミチ、ラックスマン、松下電器産業(現:パナソニック、オングロームテープは自社生産だった。)にOEM供給していた。またミュージックカセットテープとしても各レコード会社に供給が盛んであった。一部のミュージックテープにはTDK SAのクローム(ハイポジション)テープが採用されることがあった。
光記録メディアでは信号記録面保護技術「DURABIS」を採用した記録型CD、DVDメディア製品「UVガード超硬(スーパーハードコート)」「超硬」シリーズで知られていた。 メディアメーカーとしては唯一のBlu-ray Disc Association幹事企業であり、「DURABIS」の採用によりBlu-ray Discのベアディスク化を可能にした。
これら記録メディア事業の大部分は、採算性の悪化から2007年にアメリカのイメーション社に譲渡。唯一、業務用データストレージテープの製造、販売を子会社のメディアテック(過去においてコニカ・ミノルタのメディア事業を承継)を通じて行っていたが、2013年10月に事業を休止。2014年3月には子会社の精算を行い、完全撤退した。
その他
アクティブスピーカー 。イメーションにて販売は継続。ただし、英国New Transducers Limited社のSurfaceSound技術を用いたフラットパネルスピーカー製品群は終息している。
セラミックヒーター 赤外線式電気ストーブよりも安全と謳っていた。
スチーム式加湿器…後述のリコール開始時に撤退[4]
PCカード、ネットワークカード、モデムカード、コンパクトフラッシュメモリカード、コンボカード
CD-Rライター
BS・CSアンテナ
ポータブルCD/MP3プレーヤー「MOJO」
貼付型磁気治療器「エポレック」【管理医療機器】 - 第一製薬(後の第一三共ヘルスケア)が販売
磁気ネックレス「エポール」【管理医療機器】
トイレ脱臭器「早期爽快」
コンシューマー向けノイズフィルタ各種
TDKブランド映像
投資判断ですが、昨年度は事業譲渡益が理由ではありますが、営業利益率で17%という数字を出してまして、今期もそれほどではないものの好調にスタートしています。
時価総額は売上高より若干低く、割安感があります。
チャートはボックス相場で、信用買い残は若干多く上値の重さは感じるものの、割安感を打ち消すほどではない印象です。
私の投資判断は買いです。