お肌がボロボロ!水質が日本酒に与える影響は?
こんにちは。
bien-美宴の吉田綾子です。
欠かせない用事のため渡航しまして✈️
カナダのトロントより投稿しております🇨🇦
先日は気温がー19℃で極寒警報が発令されました❄️
極寒警報なんて聞いたことあります??
私は初耳でした👂
コロナ対策にも細心の注意を払いながら、
すっかり現地民になった気分でスーパーで食料を買い込み、
ホテルステイで大人しく過ごしております。
そして、トロントに来て数日経ち、あるトラブルに気づきました!!
なんと肌がボロボロに荒れてきたのです😱
⚠️⚠️⚠️ お目汚しの写真に注意 ⚠️⚠️ ⚠️
たしかこの症状、、、
イタリアに行った時にもあったな、と振り返り調べてみると、、、
あくまで個人的な判断ですが、肌荒れの原因が
かなり高い確率で「水」だと分かってきました!!
そう、水の硬度です。
同じ国でも地域によって硬度が変わりますが、
カナダのトロントは硬水で、
日本は軟水です。
イタリアも硬水でした。
硬水には、ミネラル分が多く含まれており、
水1リットル中に溶けているミネラル(カルシウムとマグネシウム)の合計を
数値化したものです。
日本 ⇨ 平均 60mg/L
カナダ・トロント ⇨ 121~142mg/L
イタリア・ミラノ ⇨ 270mg/L
【出典】Hardness in Drinking-water | WHO
ちなみに世界的にも有名な硬度の高い地域は、
ダイエット水でも有名になった「Contrex」の故郷
フランス・ヴォージュ山脈近くの水源地「Contrex Ville」で1468mg/Lです。
ということで、硬度による肌荒れですが、
中には水質に強く、全く肌荒れのない方もいます。
私は意外とデリケートだったんですねー😅
自分でも知りませんでした(笑)
硬水と上手くお付き合いしていくために毎日のお手入れ方法を変えてみました✨
硬水地域で肌荒れを起こす人は、皮膚科でもこちらのものを推奨されるそうです。
処方箋がなくても普通にドラッグストアで購入できます。
では、ようやく本題です!
こんなにもお肌が変わってしまう水質は、
日本酒造りにどのように影響してくるのでしょうか。
日本酒の80%は水が占めています。
どの水を使うかによって味の仕上がりを左右する欠かせない要素となってきます。
日本でも地域によって硬度が違っています。
【出典】東京大学ーあなたの水道水、「硬さ」調べました
〜日本全国水道水の硬度分布〜(2021)
水の違いによってお酒の味わいにはどのような違いが出てくるのでしょうか。
簡単にいうと
<軟水>で醸される日本酒は、優しく滑らかな味わい
<硬度が高い水>で醸される日本酒は、はっきりとしたキレの良い仕上がり
になります。
特に兵庫県・灘では、日本屈指の硬水で100mg/Lの水でお酒が造られています。
中でも宮水の硬水は、カリウム、カルシウム、リンなどが豊富に含まれていて、
麹や酵母の成長を促します。
さらに、米の味わいや風味が失われてしまう日本酒造りの大敵である鉄分が
ほとんどないため、独特なキレ味を出すためには最適の水となっています。
逆に、京都・伏見の御香水など軟水地域で作られる日本酒は、
とても優しく繊細な味わいに仕上がります。
ミネラル分が少ないからです。
やわらかく、まろやかな味わいになるのですね。
軟水で造られるお酒を女酒
硬水で造られるお酒を男酒
と呼んだりもします。
このように何気なく飲んで、美味しい!自分のタイプだわ!と思ったお酒が
実は軟水系だったとか、硬水系だったなど発見があるかもしれません。
自分の好みのタイプが水質からきてるかもしれないと、
いま一度、記憶を振り返ってみてはいかがでしょうか😊
ちなみに私は、お食事に合わせて美味しくいただければ
キレの良い硬水系も、やさしい軟水系も大好きです❣️
このように水質から考えてみても、
日本は美味しい日本酒を造るのに相応しい地域なのですね🗾
海外に来ると、日本では当たり前となっている日本の魅力を改めて実感します。
水の恵み、お米の恵み、麹菌の恵みによって、日本酒が誕生したのですね。
美味しい日本酒を生み出した、日本の環境・土地に感謝です!