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学校からの連絡・ケガや体調不良

2017.10.12 04:58

昨日は、息子がシンガポールの小学校に通い始めて、初めての発表会でした。


日本で通っていた幼稚園が、とても教育熱心で厳しく、年に一回のクリスマス発表会のために、約2か月間きっちり練習し、年少・年中・年長の3学年の園児を4つのグループに分けて、英語劇・日本語劇・ダンス・和太鼓舞踊という4演目のすべてが、それはそれは見事に立派なステージを見せてくれました。


演目分けは、完全に園側で行われ、園児の希望を聞くことや立候補はなし。


一応、3年間のうち、演目がかぶらないようにはなっているらしいのですが、英語が得意な子は英語劇、おしゃべりが上手な子は日本語劇、しっかりした子は和太鼓舞踊、そしてどれにもあてはまらない子がダンス、、、という分け方が明確なので、選ばれる演目で、親の一喜一憂あり。


年少から和太鼓舞踊に選ばれたら賢い、年長で英語劇に選ばれて長台詞を言えたら賢い、年長でダンスに選ばれたら取り柄がなかった、、、などという、漫画の世界のようなピラミッド社会が存在していました。


衣装は先生からイメージを伝えられたあと、同じカテゴリーの役のママたちと話しあうのだけれど、結局は年長ママの一存で決まるので、その年長ママが適当な感じの人だと全てネット購入したものでOK。でも、ものすごいこだわりを持った年長ママが「幼稚園生活最後の舞台に有終の美で飾りたい」的な人だと、ものすごい手作り衣装作成に追われる…という一大イベントで。


発表会当日、主役級の子は、熱があっても、吐いても、這ってでも出演するという恐ろしい気合があり、インフルエンザなど流行ろうもんなら大問題、直近になって、大した役じゃない子が咳でもしようものなら「休め」という雰囲気の圧力がかかる。


当日は撮影一切禁止で、プロの撮影隊が入り、後日DVDを購入するというシステムで、それはそれは立派なDVDが作成され


これは一体誰に向けての発表なのか?何かのスカウトでも来るのか??というくらい気合の入った、発表会でした。




シンガポールのインター校、息子の通っている学校は、衣装の調達連絡も、いつも通り、直前。そしてかなり適当。


今回はDeepavaliの物語の劇の発表会でしたが、劇も、セリフも、ダンスも、進行も、かなりゆる~い感じで、子供らしくて、親も気楽で、良かったです。



そんな感じで、朝から、初めての発表会を朗らかに鑑賞して、帰宅して家事をしていたのですが



13時半ごろ、携帯の電話がなりました。


配送や修理の予定もないのに、電話が鳴るのは、学校からくらい。



いやな予感…。



案の定、学校の医務室ナースからの電話でした。



体育の帰りに教室に戻る途中、水筒を振り回していたわけではないけれど、水筒を持った手を大きく振って歩いていた子がいたようで、その後ろを歩いていた息子の眉頭にヒットしてしまったらしい。



「ナースルームで寝ているから、お迎えにきてください」



きた!初めてのケガ&お迎え要請!




とりあえず、日本語が通じる病院で診察を受けるための保険の書類を持って、タクシーに乗って学校に向かいました。



学校に到着し、レセプションで、電話をもらって迎えに来たと伝えたのだけど、どうやらレセプションにはそんな話は伝わっていないようで、クラスとナースルームに連絡を取ってもらう。


ナースルームで寝ていることがわかったので、迎えに行って、とのことでしたが、小学校内なんて詳しく案内されないので、どこにあるのか知らない…。


「カフェの近く」という簡単な説明だけで、その後相手にしてもらえなかったので(入学要項に書いてあるわよ!とのこと)、うろちょろしながら探したけど、やっぱり見つからないので、とりあえず息子の教室へ行ってみました。


そこで補佐の先生に会い、「あら~、お迎えにきてもらわなくても良かったんだけど、ナースが連絡したのね!」という言葉を聞いて、一安心。一刻を争うようなケガではなさそう。


一緒に案内してもらってナースルームへ行くと、息子は右目の上をアイスで冷やしてベッドで寝ていました。


アイスを外してみると、眉頭のあたりが、見事に赤く青く腫れている。


目に当たらなくて良かったね…。



ナースに「病院に連れていく必要はありますか?」と聞くと、「ただのタンコブで、骨に異常はないから、このまま冷やしていれば大丈夫。もしこの後、頭が痛かったり、気持ちが悪くなったり、熱が出たら病院を受診して。大丈夫であれば、明日は登校できます」とのこと。


寝ていた息子も、起こすと元気に話して、ケガをした状況もちゃんと話していたので、安心してタクシーで帰宅しました。


冷えピタが大っ嫌いな息子は、家に帰って冷えピタを貼られると、不機嫌で不機嫌でどうしようもなかったけれど。


タンコブは、見た目は痛々しいけど、その程度で済んでほっとしました。


息子は、とても身体が丈夫で、日本でも予防接種以外に病院へ行ったのは、インフルエンザ等の感染症くらいで、ただの風邪や、ケガで病院へ行くことはありませんでした。


赤ちゃんの頃から、吐くこともなく、熱を出すこともほとんどなく、アレルギーもない子だったので、夜間に救急病院へ行ったこともありません。


健康なのはとてもいいことですが、必要がなかったので、もうすぐ息子が6才になる今でも、私は夜間救急のかかり方を、自治体からもらった育児冊子で読んだ知識のみで、実際には知りません。



なので、こうして急にケガをした時に、どうしたらいいのか、よくわかっていないのです。



初の救急受診がシンガポールで、というのは不安なので


帰宅して落ち着いてから、一応念のために、保険会社に連絡をして、万が一の受診の時にはどの病院へ行けばいいのか、どうやってキャッシュレス受診をするのか、問い合わせて聞いてみました。


シンガポールは医療レベルが高く、日本語で受診できる病院もたくさんあります。


ですが、そのほとんどが、セントラル地区のオーチャードにあり、ウエスト地区の我が家からは距離があります。シンガポールは小さな国なので、タクシーに乗ってしまえば、日本で近所の病院へ救急車搬送してもらうのと、そう時間的には変わりなく到着できると思うので、そんなに不安でもないのですが。。


ただ、本当に緊急のときに、そこまで行かずに、近所の総合病院のエマージェンシーに駆け込む方法も、調べておかないといけないと思いました。


小学生になると、赤ちゃんの頃のような不安は少ないのですが、男の子だし、これからはケガで救急にかかることもありそうです。



そして…



被害者・加害者という言い方をしたくはないですが



自分の子が被害者側だったら、病院へ行くことを考えますが



自分の子が、故意でなくても加害者になってしまうことも在り得るわけで…



子供と、安全な生活の仕方をよく話し合うことは大事だと痛感しました。



そして、保険の有難みも。



保険を使わずに済むことがベストだけど、もしもの時のために、やっぱり安心ですね。




夜間救急ではなかったけれど、一度だけ、海外旅行中に保険を利用したキャッシュレス受診をしたことがありました。


息子の初海外旅行クアラルンプールで、手足口病を発症してしまった時でした。


この時は、シャングリ・ラ ホテルの日本人ゲストリレーションの方がサポートしてくださったので、病院の場所などは知らなくても受診できたので、大変助かりました。


今は、緊急の時に、もちろん、こういったヘルプをお願いできないので、事前に準備が必要ですね。