オジサンの話を聞いているのは誰か?
オジサンになると増えるもの。
若者に話してうんざりされるものはこの3つ。
① 過去のピークタイムの栄光
② 若いころの武勇伝
③ 経験だけに基づいたおせっかいなアドバイス
会社の忘年会や新年会
上司から誘われた飲み会
など
世の中の多くのシーンで見られる光景だ。
たしかに、意味のない話も多く、
しかもくどいので聞く側がうんざりするのはよくわかる。
しかし、ほんの一握りの若者だけ
オジサンからの『3大うんざり』を真剣に聞いている。
『3大うんざり』を真剣に聞く人
『3大うんざり』にうんざりしている人
ここにはどんな差が生じるのか?
最近は、学ぶ方法が多様になったので
本、雑誌の他、セミナーもたくさんある。
ネット検索やYoutubeから無料で学べることもたくさんある。
『経営は経験の科学』
真剣に聞いている人は知っている。
オジサンのこの3つの話には学べることが含まれていることを。
彼らが挑戦し、達成し、失敗したことを聞き疑似体験をする。
やったことないことでも、リアルな緊張感をもって疑似体験を済ませる。
それが自分で学ぶよりも効率が良い場合があることを知っている。
だから、耳学問というか
対話から学べるものをガンガン吸収している。
仕事をしていると、その差が一目瞭然でわかる瞬間がある。
人の経験から学べる人は、仕事を覚えるのが早い。
経験のないこと、初めて挑戦する仕事などでも
人の経験のストックから応用してうまくやりきる。
それに対して、人の経験から学べない人は
自分で経験していないことへの対応を苦手に感じることが多い。
オジサンの話以外にも
後輩の話、同僚の話、取引先の話、友人の話から学べることはたくさんある。
本を読んで学べることもあるが、他人の経験を通じて
自分の疑似体験を増やしていく努力も重要だ。
それに加えてオジサンたちへ。
一握りの学べる若者たちのために口を閉ざさないでいい。
ただし、自分がした話を忘れないようにして
何度も同じ話を繰り返さない努力は必要だ。